with VARIA(昔話)
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「檸檬、ルッスーリアが呼んでたぞ。」
『え?ホント?ありがとレヴィ。』
それは、とても天気がいい日の事でした。
お出掛け
コンコン、
「どうぞ、入って~。」
『ルッスーリア、あたしの事呼んだ?』
「まぁ檸檬!えぇ、そうなの。実はこれから買い物行くんだけど、檸檬もどう?」
『お買い物!!?行きたい行きたい!!』
はしゃぐ檸檬をなだめるルッスーリア。
「じゃぁ、支度して来て。私ももうちょっと掛かるから。」
『うん!分かった!』
檸檬はルッスーリアの部屋を出て、自室に駆け込んだ。
お財布と、お気に入りの洋服を着て、今日は暗殺部隊だって事は置いといて。
『お待たせ!』
「あらん、とっても可愛いわ!檸檬!!」
『ありがと。///』
ルッスーリアと歩き出した。
すると、
「あれ?何処行くの?檸檬。」
廊下でばったりマーモンに遭遇。
『ルッスーリアと、お出掛けだよ♪』
「ふぅん………僕も行っていいかな?」
『あたしは構わないけど、ルッスーリアは?』
「いいわよ、マーモン。」
こうして、3人で長い廊下を歩く。
すると、
「う"お"ぉい!何してんだぁ!」
アロちゃん登場。
最近はあたしを認めてくれたらしく、話しかけてくれるようになったアロちゃん。
あたしはそれがとっても嬉しかった。
『お出掛け行くの。アロちゃんもどう?』
「おっ、俺はだなぁ……」
何故かしどろもどろになるアロちゃん。
ルッスーリアとマーモンは笑いを堪え、あたしは首をかしげた。
「その、アレだ………」
『行くの?行かないの?』
「あ"~………」
少しイライラし始めたあたし。すると、
「俺、行く!」
『え?』
スクアーロの後ろからひょっこり現れたのは、ベルだった。
「スクアーロは行かないんだろ?」
「なっ………!んなワケねぇだろーが!行くぞ、檸檬!!」
『ほぁ!!?』
突然顔を真っ赤にして、あたしの手を引っ張って行くアロちゃん。
あたしは反射的に小走りになる。
『ちょ、アロちゃん??』
「あっ、俺の姫に触るなよー!」
慌てて後から追って来るベル。
そして、あたしのもう一方の手を握り、アロちゃんと並んで歩く。
「姫をエスコートするのは王子の役目だぜ?」
「知るかぁ!!」
『ちょっ………ベル!アロちゃん!』
そんな3人の後ろで、ルッスーリアとマーモンがニヤニヤしていた。
「(んまぁ、あの子達ったら♪)」
「(子供の争いだね。)」
とりあえず、5人で街に出掛ける事になった。
---
-------
---------------
『わぁーっ!見て見て、ルッスーリア!このピン可愛い!』
「あら!檸檬に似合いそうねぇ。」
「うしし♪じゃぁ王子が買ってあげるよ。」
『へ?』
ベルはサッとゴールドカードを取り出す。
当然、そんなものは初めて見る檸檬は口をあんぐり。
「はい、檸檬♪」
『え?え?』
慣れた手付きで檸檬の髪にピンを付けるベル。
付け終わった後、そのまま頭をなでなで。
「うん、可愛いー。」
『あ、ありがとう。』
檸檬は照れ笑いをして、目を逸らした。
そんな檸檬を見て、そこにいる皆が思う。
「「「「(やっぱり檸檬って、可愛いvV)」」」」
「ねぇ、あっちに洋服屋があるよ。」
『え?行きたい行きたい!!』
「じゃ、檸檬の服も見てみよっか。」
『あ、あたしの!?』
檸檬が戸惑うと、ルッスーリアが閃いたように言った。
「そう言えば今度、ボンゴレと同盟ファミリーとのパーティーがあるじゃない!」
「じゃぁ、檸檬の衣装買わなくちゃね。」
「う"お"ぉい!早く行くぞぉ!!」
皆に引っ張られて向かい側の洋服屋(高級)に入る檸檬。
そこにはやはり、見なれないドレスなどがあって。
『うわぁーっ!!!』
「目ん玉落とすんじゃねぇぞぉ、檸檬。」
『落ちそうだよ………!』
「そしたら俺が拾ってあげるよ♪」
「ベルが言うと冗談に聞こえないね。」
「うっわ、チビのくせに。」
そんな言い合いは気にせず、檸檬は店内を回る。
そして、美しく輝くドレス達に目を輝かせた。
『綺麗………』
「気に入ったの、あったかしら?」
『えっと……分かんないや。だってあたし、ドレスなんて着た事ないもん。』
俯く檸檬に、ルッスーリアは優しく微笑んだ。
「それでも、あの子達は檸檬にドレスを着せたいみたいよ?」
『えっ?』
檸檬が顔を上げると同時に、皆が一斉に詰め寄って来る。
「檸檬、これなんかどう?綺麗だと思うよ?」
「王子が選んだヤツがいいって!ね?檸檬。」
「何言ってんだぁ!!檸檬、これがいいぜぇ!」
「…………ほらね♪」
檸檬が満面の笑みになったのは、言う間でもない。
『ありがとう!!全部着てみるよっ!』
と、いう事で、まずはマーモンが選んだブルーのドレス。
「ほら、やっぱり似合うじゃないか。」
『そ、そう??』
檸檬はくるっと回ってみる。ドレスがふわっと丸くなり、より一層可愛さを引き立てた。
「あんなぁ、マーモン。檸檬はブルーじゃないよ。ブルーって大人しいイメージあるじゃんか。」
ベルが言う。
「檸檬、次はこれ着てよ。」
『う、うん。』
試着室のドアが再び閉められた。
数分後、
『お、お待たせ……。』
「わぁーお!」
「なっ………!!」
「ム!」
「んまぁ!」
ベルが選んだのは、純白のマーメイドドレス。腰と背中には金の装飾が付いている。
『へ、変じゃないかな?』
「超綺麗!最高だよ、檸檬!」
「う"…う"お"ぉい………」
「確かに、綺麗だね。」
「素敵だわ~っ。」
褒められ、照れて俯く檸檬。
その姿にも愛らしさを感じるヴァリアー一同。
だが、
「う"お"ぉい!次は俺のを試着しろぉ!!」
『わ、分かった。』
我に返ったスクアーロが、檸檬に新しいドレスを渡す。
「マーメイドなんて大人っぽ過ぎんだよ!檸檬はまだ12だろーがぁ!!」
「いーじゃん、可愛かったし。」
数分後、
『お待たせー。』
「まぁ!」
「ムム!!」
「へぇ。」
「どーだぁ!!」
スクアーロが選んだのは、淡いオレンジのドレス。しかし普通のとは違い、前の方は膝辺りまで短くなっている。
『これさぁ、膝下どうすんの?』
「適当に長めのソックス履いたらいいんじゃないかしら?」
『そっかぁ………』
檸檬は再びくるっと回ってみた。
『うん、コレにする!』
「あら。」
「え!?」
「ム。」
「当たり前だぁ!!」
檸檬の思い掛けない発言に、驚く3人と威張るスクアーロ。
『だってコレ、動きやすいんだもん。いざと言う時に戦えるし。布が少ない分、軽くなってるし。』
そして、にっこり笑い、スクアーロに言う。
『ありがとね、アロちゃん♪』
「あ"っ!?お、おぅ……。」
と、言う事で、檸檬のドレスが決まった。
安心して帰路に付く一同。
『ところで、ルッスーリアのお買い物は?』
「終わったわよ、心配しないで♪」
『なら良かった。』
「ホントにいい子ねぇ、檸檬は。」
ルッスーリアが抱きつこうとすると、ベルがその間に入る。
「やめろよ、ヘンタイが移っちゃうじゃん。」
「あら、そんな事ないわよん?」
「檸檬もやたらとルッスーリアに近付いちゃダメ。」
そう言いながら、ベルは檸檬の肩をぎゅっと抱く。
『どうしてよぉ。』
「檸檬は俺のお姫さまだから♪」
うしし、と笑うベルに、首をかしげる檸檬。
その髪には、夕陽に輝くピンが1つ。
『今日は、楽しかったね!』
「そうねぇvV」
「有意義だったよ。」
「疲れたけどなぁ!!」
「俺、すんげー満足♪」
ベルに肩を抱かれて、マーモンをだっこして、ルッスーリアとスクアーロの間を歩く檸檬。
その光景を見る限り、とても1週間前にヴァリアー仮入隊をしたとは思えない。
そのくらい、馴染んでいた。
そう、檸檬は、
溶け込み始めていたのだ。
周りがその変化に気付くのは、もう少し先の話。
ちなみに、檸檬のドレスはスクアーロが支払って、スクアーロがベルに持たされていたとか。(笑)
『え?ホント?ありがとレヴィ。』
それは、とても天気がいい日の事でした。
お出掛け
コンコン、
「どうぞ、入って~。」
『ルッスーリア、あたしの事呼んだ?』
「まぁ檸檬!えぇ、そうなの。実はこれから買い物行くんだけど、檸檬もどう?」
『お買い物!!?行きたい行きたい!!』
はしゃぐ檸檬をなだめるルッスーリア。
「じゃぁ、支度して来て。私ももうちょっと掛かるから。」
『うん!分かった!』
檸檬はルッスーリアの部屋を出て、自室に駆け込んだ。
お財布と、お気に入りの洋服を着て、今日は暗殺部隊だって事は置いといて。
『お待たせ!』
「あらん、とっても可愛いわ!檸檬!!」
『ありがと。///』
ルッスーリアと歩き出した。
すると、
「あれ?何処行くの?檸檬。」
廊下でばったりマーモンに遭遇。
『ルッスーリアと、お出掛けだよ♪』
「ふぅん………僕も行っていいかな?」
『あたしは構わないけど、ルッスーリアは?』
「いいわよ、マーモン。」
こうして、3人で長い廊下を歩く。
すると、
「う"お"ぉい!何してんだぁ!」
アロちゃん登場。
最近はあたしを認めてくれたらしく、話しかけてくれるようになったアロちゃん。
あたしはそれがとっても嬉しかった。
『お出掛け行くの。アロちゃんもどう?』
「おっ、俺はだなぁ……」
何故かしどろもどろになるアロちゃん。
ルッスーリアとマーモンは笑いを堪え、あたしは首をかしげた。
「その、アレだ………」
『行くの?行かないの?』
「あ"~………」
少しイライラし始めたあたし。すると、
「俺、行く!」
『え?』
スクアーロの後ろからひょっこり現れたのは、ベルだった。
「スクアーロは行かないんだろ?」
「なっ………!んなワケねぇだろーが!行くぞ、檸檬!!」
『ほぁ!!?』
突然顔を真っ赤にして、あたしの手を引っ張って行くアロちゃん。
あたしは反射的に小走りになる。
『ちょ、アロちゃん??』
「あっ、俺の姫に触るなよー!」
慌てて後から追って来るベル。
そして、あたしのもう一方の手を握り、アロちゃんと並んで歩く。
「姫をエスコートするのは王子の役目だぜ?」
「知るかぁ!!」
『ちょっ………ベル!アロちゃん!』
そんな3人の後ろで、ルッスーリアとマーモンがニヤニヤしていた。
「(んまぁ、あの子達ったら♪)」
「(子供の争いだね。)」
とりあえず、5人で街に出掛ける事になった。
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『わぁーっ!見て見て、ルッスーリア!このピン可愛い!』
「あら!檸檬に似合いそうねぇ。」
「うしし♪じゃぁ王子が買ってあげるよ。」
『へ?』
ベルはサッとゴールドカードを取り出す。
当然、そんなものは初めて見る檸檬は口をあんぐり。
「はい、檸檬♪」
『え?え?』
慣れた手付きで檸檬の髪にピンを付けるベル。
付け終わった後、そのまま頭をなでなで。
「うん、可愛いー。」
『あ、ありがとう。』
檸檬は照れ笑いをして、目を逸らした。
そんな檸檬を見て、そこにいる皆が思う。
「「「「(やっぱり檸檬って、可愛いvV)」」」」
「ねぇ、あっちに洋服屋があるよ。」
『え?行きたい行きたい!!』
「じゃ、檸檬の服も見てみよっか。」
『あ、あたしの!?』
檸檬が戸惑うと、ルッスーリアが閃いたように言った。
「そう言えば今度、ボンゴレと同盟ファミリーとのパーティーがあるじゃない!」
「じゃぁ、檸檬の衣装買わなくちゃね。」
「う"お"ぉい!早く行くぞぉ!!」
皆に引っ張られて向かい側の洋服屋(高級)に入る檸檬。
そこにはやはり、見なれないドレスなどがあって。
『うわぁーっ!!!』
「目ん玉落とすんじゃねぇぞぉ、檸檬。」
『落ちそうだよ………!』
「そしたら俺が拾ってあげるよ♪」
「ベルが言うと冗談に聞こえないね。」
「うっわ、チビのくせに。」
そんな言い合いは気にせず、檸檬は店内を回る。
そして、美しく輝くドレス達に目を輝かせた。
『綺麗………』
「気に入ったの、あったかしら?」
『えっと……分かんないや。だってあたし、ドレスなんて着た事ないもん。』
俯く檸檬に、ルッスーリアは優しく微笑んだ。
「それでも、あの子達は檸檬にドレスを着せたいみたいよ?」
『えっ?』
檸檬が顔を上げると同時に、皆が一斉に詰め寄って来る。
「檸檬、これなんかどう?綺麗だと思うよ?」
「王子が選んだヤツがいいって!ね?檸檬。」
「何言ってんだぁ!!檸檬、これがいいぜぇ!」
「…………ほらね♪」
檸檬が満面の笑みになったのは、言う間でもない。
『ありがとう!!全部着てみるよっ!』
と、いう事で、まずはマーモンが選んだブルーのドレス。
「ほら、やっぱり似合うじゃないか。」
『そ、そう??』
檸檬はくるっと回ってみる。ドレスがふわっと丸くなり、より一層可愛さを引き立てた。
「あんなぁ、マーモン。檸檬はブルーじゃないよ。ブルーって大人しいイメージあるじゃんか。」
ベルが言う。
「檸檬、次はこれ着てよ。」
『う、うん。』
試着室のドアが再び閉められた。
数分後、
『お、お待たせ……。』
「わぁーお!」
「なっ………!!」
「ム!」
「んまぁ!」
ベルが選んだのは、純白のマーメイドドレス。腰と背中には金の装飾が付いている。
『へ、変じゃないかな?』
「超綺麗!最高だよ、檸檬!」
「う"…う"お"ぉい………」
「確かに、綺麗だね。」
「素敵だわ~っ。」
褒められ、照れて俯く檸檬。
その姿にも愛らしさを感じるヴァリアー一同。
だが、
「う"お"ぉい!次は俺のを試着しろぉ!!」
『わ、分かった。』
我に返ったスクアーロが、檸檬に新しいドレスを渡す。
「マーメイドなんて大人っぽ過ぎんだよ!檸檬はまだ12だろーがぁ!!」
「いーじゃん、可愛かったし。」
数分後、
『お待たせー。』
「まぁ!」
「ムム!!」
「へぇ。」
「どーだぁ!!」
スクアーロが選んだのは、淡いオレンジのドレス。しかし普通のとは違い、前の方は膝辺りまで短くなっている。
『これさぁ、膝下どうすんの?』
「適当に長めのソックス履いたらいいんじゃないかしら?」
『そっかぁ………』
檸檬は再びくるっと回ってみた。
『うん、コレにする!』
「あら。」
「え!?」
「ム。」
「当たり前だぁ!!」
檸檬の思い掛けない発言に、驚く3人と威張るスクアーロ。
『だってコレ、動きやすいんだもん。いざと言う時に戦えるし。布が少ない分、軽くなってるし。』
そして、にっこり笑い、スクアーロに言う。
『ありがとね、アロちゃん♪』
「あ"っ!?お、おぅ……。」
と、言う事で、檸檬のドレスが決まった。
安心して帰路に付く一同。
『ところで、ルッスーリアのお買い物は?』
「終わったわよ、心配しないで♪」
『なら良かった。』
「ホントにいい子ねぇ、檸檬は。」
ルッスーリアが抱きつこうとすると、ベルがその間に入る。
「やめろよ、ヘンタイが移っちゃうじゃん。」
「あら、そんな事ないわよん?」
「檸檬もやたらとルッスーリアに近付いちゃダメ。」
そう言いながら、ベルは檸檬の肩をぎゅっと抱く。
『どうしてよぉ。』
「檸檬は俺のお姫さまだから♪」
うしし、と笑うベルに、首をかしげる檸檬。
その髪には、夕陽に輝くピンが1つ。
『今日は、楽しかったね!』
「そうねぇvV」
「有意義だったよ。」
「疲れたけどなぁ!!」
「俺、すんげー満足♪」
ベルに肩を抱かれて、マーモンをだっこして、ルッスーリアとスクアーロの間を歩く檸檬。
その光景を見る限り、とても1週間前にヴァリアー仮入隊をしたとは思えない。
そのくらい、馴染んでいた。
そう、檸檬は、
溶け込み始めていたのだ。
周りがその変化に気付くのは、もう少し先の話。
ちなみに、檸檬のドレスはスクアーロが支払って、スクアーロがベルに持たされていたとか。(笑)