毒を喰らわば、
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裏社会に衝撃を与える指輪交換が成される少し前。賞金稼ぎたちを相手取っていた二刃の目の前に、家で眠っているはずの長男が現れた。
「凶一郎……!? あんた何で」
「面倒なことになっているんだろう? 六美が頭を抱えていた」
人差し指一本で一波退けた凶一郎の六美愛に、二刃は呆れた表情を浮かべながら兄の身体の化け物加減にはツッコミを入れなかった。
「それで、愛しの六美のためにそんな身体押してあんたは何しに来たんだい」
「協会やヒナギクの思惑を潰しに、に決まってるだろ」
「この場をしのいでやっても、あの子が生きてる限り意味はない。中途半端な優しさは優しさとは言わないよ。そんなことも分からなくなる毒だったかね」
「分かってるさ。中途半端に手を差し伸べれば余計に苦しめる。なら、中途半端じゃなければどうなる?」
「……あんた、まさか」
長子二人に第二波が襲いかかる。二刃が容易くそれを投げ飛ばすと、もう凶一郎は研究所の中へと入るところだった。
「凶一郎!」
「なんだ」
妹の呼びかけに、兄が足を止めた。
「もっと、自分を大切にしな。命がいくらあっても足りなくなるよ」
何をするつもりなのか察した二刃の言葉に、凶一郎は振り返らずに手を振った。
「毒を食らわば、皿まで食らい尽くすだけだ」
そうして、夜桜家長男、夜桜凶一郎は、自身より七歳若い幼妻を家族の一員に迎え入れることとなるのだった。
「凶一郎……!? あんた何で」
「面倒なことになっているんだろう? 六美が頭を抱えていた」
人差し指一本で一波退けた凶一郎の六美愛に、二刃は呆れた表情を浮かべながら兄の身体の化け物加減にはツッコミを入れなかった。
「それで、愛しの六美のためにそんな身体押してあんたは何しに来たんだい」
「協会やヒナギクの思惑を潰しに、に決まってるだろ」
「この場をしのいでやっても、あの子が生きてる限り意味はない。中途半端な優しさは優しさとは言わないよ。そんなことも分からなくなる毒だったかね」
「分かってるさ。中途半端に手を差し伸べれば余計に苦しめる。なら、中途半端じゃなければどうなる?」
「……あんた、まさか」
長子二人に第二波が襲いかかる。二刃が容易くそれを投げ飛ばすと、もう凶一郎は研究所の中へと入るところだった。
「凶一郎!」
「なんだ」
妹の呼びかけに、兄が足を止めた。
「もっと、自分を大切にしな。命がいくらあっても足りなくなるよ」
何をするつもりなのか察した二刃の言葉に、凶一郎は振り返らずに手を振った。
「毒を食らわば、皿まで食らい尽くすだけだ」
そうして、夜桜家長男、夜桜凶一郎は、自身より七歳若い幼妻を家族の一員に迎え入れることとなるのだった。
