毒を喰らわば、
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くらげは、後も先も見えない暗闇の中に立たされていた。進むべき道なんて分からない、目の前に道があるのかさえ分からないほどの暗闇。ずっとここから抜け出したくて、でも出口なんてないことも最初から分かっていて。それでも、それでも────?
正しい道も分からないまま歩き続けると、先の方に光が見えた。舞台を照らすスポットライトのような力強い光が、遠く上から差し込んでいた。
一歩、一歩と、粘り気のある音を立てながらくらげは歩を進める。理由は分からない、結果も分からない。けれど彼女は、光の方へと重い足を持ち上げ進んだ。足裏にへばりつき、先へと進むことを邪魔するかのようなヘドロの中を、必死に藻掻き進んだ。
やっと辿り着いた光は、眩しくもあたたかく、手を翳すと凍えた指先がほどけてとけていくような気がした。
暖を取っていたくらげの指先に、糸状のものが触れる。降り注ぐ光を一身に受け、きらきらと輝くそれを彼女が掴もうとすると、何かに手首を掴まれた。
弾かれたように横を見ると、くらげが足蹴にしてきた死体の海の中に何者かが立っていた。その誰かは、半分ほど肉が溶け落ちた顔で彼女を睨みつけていた。
「自分だけ、救われるつもりか?」
正しい道も分からないまま歩き続けると、先の方に光が見えた。舞台を照らすスポットライトのような力強い光が、遠く上から差し込んでいた。
一歩、一歩と、粘り気のある音を立てながらくらげは歩を進める。理由は分からない、結果も分からない。けれど彼女は、光の方へと重い足を持ち上げ進んだ。足裏にへばりつき、先へと進むことを邪魔するかのようなヘドロの中を、必死に藻掻き進んだ。
やっと辿り着いた光は、眩しくもあたたかく、手を翳すと凍えた指先がほどけてとけていくような気がした。
暖を取っていたくらげの指先に、糸状のものが触れる。降り注ぐ光を一身に受け、きらきらと輝くそれを彼女が掴もうとすると、何かに手首を掴まれた。
弾かれたように横を見ると、くらげが足蹴にしてきた死体の海の中に何者かが立っていた。その誰かは、半分ほど肉が溶け落ちた顔で彼女を睨みつけていた。
「自分だけ、救われるつもりか?」
