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???

「なになに、急にどうしたの?」
「あ・・・五条先生・・・」
「毛利、顔真っ青だよ。もしかして調子悪い?」
「あれ蘭姉ちゃん、気づいてない?ここにいるよ」

五条先生に手をつながれた野薔薇ちゃんが駆け寄ってきて、私のお腹をそっと触った。
そんな野薔薇ちゃんに五条先生と真純ちゃんは更に笑って、おめでとう、と言ってくれた。

「あ、まだ気が早いかな。でも、野薔薇は過去二回・・・悠仁のときも恵のときも当ててみせたからね。自覚症状があるならほぼ間違いないんじゃない?」
「蘭君、最近すっぱいものが無性にほしくなったりしないか?・・・それなら可能性は高いと思うんだけど。あとは、まあ月のものとか」
「え?!妊娠ってことか?」
「新一君、君が慌ててどうする?」
「蘭姉ちゃん、大丈夫だよ」

真純ちゃんにパコッと頭を叩かれた新一をどこか遠くに感じる。
・・・妊娠、私が?
すると、誰かに肩をそっと叩かれた。

「毛利、嬉しい?」

五条先生の問いは、私の思いをはっきりしてくれる。
・・・うん、嬉しい。
ここに、新一と私の子供が・・・いてくれているなら、それは喜ぶよ。

「・・・蘭」

気づけば泣いていたみたいで、真純ちゃんに背中を盛大に叩かれた新一が私の涙を拭ってくれた。
そして、会場中にはおめでとうコールが溢れる。
まだわからないけど、これは喜ばしいニュース。
野薔薇ちゃんには、教えてくれてありがとう、と伝える。
その頃には不安は薄れていて、これも野薔薇ちゃんが大丈夫だと励ましてくれたおかげだ。
・・・野薔薇ちゃんを見ると、どうしてもコナンくんを思い出す。
とても、小学生とは思えないほど頭の良かった子。
あの事件から、両親のいる海外に戻ることとなりお別れの言葉もままならずコナンくんとはお別れした。
コナンくん、元気かな?
風邪引いてない?怪我していない?
コナンくんが持っていた携帯は解約されてしまったみたいで、もう二度とその電話番号はつながらない。
それでも・・・私はコナンくんに届くと信じて、メールを送信した。
だから、どうかコナンくんも元気で頑張って・・・


~FIN~
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