JK探偵、人に恵まれる
エスカレーター付近で、女性の悲鳴が聞こえてきた。
ボクはコナンくんと一緒に、例のお店の試着室に入る。
そこにいたのは、既に死んでしまっている例の女性社長だった。
事件解決後、その帰り道ーーーー
どうやらコナンくんはボクのことを思い出してくれたみたいだけど、ボクが君を『魔法使い』と言った理由はわかったかな?
すると、いいタイミングで新着メールがきてそれを開くと・・・
『10年前のあの日のようだね。真純は僕のことを試そうと思ってたみたいだけど、ちゃんと覚えてるよ。僕としては思い出の水着もいいけど、2枚目の水着がいいかな?そんなに露出したものじゃないしね』
さとるお兄ちゃん・・・覚えててくれた。
しかも悟さんがいいって言ってくれたやつ、ボクが内緒でもう一つ買った水着だ。
ちょっと悩んでたんだよね、迷うくらいならどっちも買っちゃおう、って思ってどっちも買っちゃったけど。
でもさ、露出・・・うん、どうせ他に見せるほど胸が大きいわけじゃないし、別にいいけど。これから大きくなるし。
なんかもやっとするんだよな。10年前も悟さんってば綺麗なお姉さんに囲まれてたし。・・・それにちょっと対抗したくてマイクロビキニっていうのもあるんだけど。
「あ、また・・・」
『本当なら僕だけに見せてほしいんだけど。真純が可愛すぎるから心配』
・・・!///
ま、また悟さんってばそういうこと言うんだから・・・!!
甘い、甘すぎる・・・///
こっちが恥ずかしくなってくる。
悟さんってこういうところがあるから・・・でも、それだけ大人なんだなって気づかされる。
慣れているというかなんというか・・・こう言えば女性受けがいいって感じがしないでもない。
「・・・世良ちゃん」
「へ、ら、蘭君・・・どうしたんだ?」
「やっぱり、彼氏できたでしょ?」
「え、そうなの?!」
「ちょ、そんなんじゃ・・・!///」
「え、彼氏じゃないの?」
「へぁ?!///さ・・・ご、五条先生?」
「どもー久しぶりだね、元気だった?3人とも。コナンくんも」
「うん!久しぶり、五条先生!・・・今日はどうしたの?」
「今、仕事帰り。ようやく一息つけてね・・・はあ、長かった!」
突然後ろから声かけられるからビビった・・・心臓に悪い!
そう思って睨んでも、先生は笑うだけ。
・・・これ、絶対ボクをからかって楽しんでる。
「あ、鈴木。これ、今日職員室で余ったやつなんだけど食べる?この前、これ気になるって言ってたでしょ?」
「わぁ・・・!先生よく覚えてたね、ありがたくいただきまーす!」
「毛利やコナンくんも食べて?・・・ほら、世良も」
「ありがとうございます。もぐもぐ・・・うん!おいしい!」
「ありがとう!もぐもぐ・・・ほんとだ、おいしいね!」
・・・ボクの味方が誰もいないじゃないか!
まだボクが受け取らないでいると、先生がその大きな体を曲げてボクの顔を覗き込んできた。
「あれ?食べないの?世良。・・・あー、わかった。最近僕が忙しすぎて寂しかったんでしょ。ごめんねえ、じゃあ明日デートしよっか、真純」
「なっ・・・!!!///」
「「「えっ?!!」」」
まさかの爆弾投下。
ほら、コナンくんたちもビックリしてるじゃん!
しかも急になに?!で、デート?///
「あれ、コナンくんはまだしも毛利たちに話してなかったの?」
「そっ、ちが・・・えと、その・・・!」
「大丈夫、守るって言ったでしょ?さすがに誰しも話すことはやめてほしいけど、毛利たちならいいよ」
・・・今は『五条先生』じゃなくて、恋人・・・『悟さん』として接してくれている。
その黒いアイマスクで、いつもの優しい目尻は見えないけれどきっとボクを好きだと言ってくれたあの瞳だ。
ポンポンと頭を撫でてくれるその手は、ずっと変わらなくて。
ボクの悩みもすべて吹き飛ばしてくれた。
「え、世良ちゃんどういうこと?」
「もしかして・・・もしかして?!」
「(先生と生徒、だよな・・・)」
「うーん、なんかいろいろ聞きたいことがあるみたいだし、どこかお茶でもしてく?もちろん僕が奢るからさ。・・・あ、『先生』じゃなくて『ただの男』としてね」
「「きゃああああ!!///」」
・・・誰か、悟さんを止めてください。
ボクが知らないところでどんどん話が進んでる・・・
ボクはコナンくんと一緒に、例のお店の試着室に入る。
そこにいたのは、既に死んでしまっている例の女性社長だった。
事件解決後、その帰り道ーーーー
どうやらコナンくんはボクのことを思い出してくれたみたいだけど、ボクが君を『魔法使い』と言った理由はわかったかな?
すると、いいタイミングで新着メールがきてそれを開くと・・・
『10年前のあの日のようだね。真純は僕のことを試そうと思ってたみたいだけど、ちゃんと覚えてるよ。僕としては思い出の水着もいいけど、2枚目の水着がいいかな?そんなに露出したものじゃないしね』
さとるお兄ちゃん・・・覚えててくれた。
しかも悟さんがいいって言ってくれたやつ、ボクが内緒でもう一つ買った水着だ。
ちょっと悩んでたんだよね、迷うくらいならどっちも買っちゃおう、って思ってどっちも買っちゃったけど。
でもさ、露出・・・うん、どうせ他に見せるほど胸が大きいわけじゃないし、別にいいけど。これから大きくなるし。
なんかもやっとするんだよな。10年前も悟さんってば綺麗なお姉さんに囲まれてたし。・・・それにちょっと対抗したくてマイクロビキニっていうのもあるんだけど。
「あ、また・・・」
『本当なら僕だけに見せてほしいんだけど。真純が可愛すぎるから心配』
・・・!///
ま、また悟さんってばそういうこと言うんだから・・・!!
甘い、甘すぎる・・・///
こっちが恥ずかしくなってくる。
悟さんってこういうところがあるから・・・でも、それだけ大人なんだなって気づかされる。
慣れているというかなんというか・・・こう言えば女性受けがいいって感じがしないでもない。
「・・・世良ちゃん」
「へ、ら、蘭君・・・どうしたんだ?」
「やっぱり、彼氏できたでしょ?」
「え、そうなの?!」
「ちょ、そんなんじゃ・・・!///」
「え、彼氏じゃないの?」
「へぁ?!///さ・・・ご、五条先生?」
「どもー久しぶりだね、元気だった?3人とも。コナンくんも」
「うん!久しぶり、五条先生!・・・今日はどうしたの?」
「今、仕事帰り。ようやく一息つけてね・・・はあ、長かった!」
突然後ろから声かけられるからビビった・・・心臓に悪い!
そう思って睨んでも、先生は笑うだけ。
・・・これ、絶対ボクをからかって楽しんでる。
「あ、鈴木。これ、今日職員室で余ったやつなんだけど食べる?この前、これ気になるって言ってたでしょ?」
「わぁ・・・!先生よく覚えてたね、ありがたくいただきまーす!」
「毛利やコナンくんも食べて?・・・ほら、世良も」
「ありがとうございます。もぐもぐ・・・うん!おいしい!」
「ありがとう!もぐもぐ・・・ほんとだ、おいしいね!」
・・・ボクの味方が誰もいないじゃないか!
まだボクが受け取らないでいると、先生がその大きな体を曲げてボクの顔を覗き込んできた。
「あれ?食べないの?世良。・・・あー、わかった。最近僕が忙しすぎて寂しかったんでしょ。ごめんねえ、じゃあ明日デートしよっか、真純」
「なっ・・・!!!///」
「「「えっ?!!」」」
まさかの爆弾投下。
ほら、コナンくんたちもビックリしてるじゃん!
しかも急になに?!で、デート?///
「あれ、コナンくんはまだしも毛利たちに話してなかったの?」
「そっ、ちが・・・えと、その・・・!」
「大丈夫、守るって言ったでしょ?さすがに誰しも話すことはやめてほしいけど、毛利たちならいいよ」
・・・今は『五条先生』じゃなくて、恋人・・・『悟さん』として接してくれている。
その黒いアイマスクで、いつもの優しい目尻は見えないけれどきっとボクを好きだと言ってくれたあの瞳だ。
ポンポンと頭を撫でてくれるその手は、ずっと変わらなくて。
ボクの悩みもすべて吹き飛ばしてくれた。
「え、世良ちゃんどういうこと?」
「もしかして・・・もしかして?!」
「(先生と生徒、だよな・・・)」
「うーん、なんかいろいろ聞きたいことがあるみたいだし、どこかお茶でもしてく?もちろん僕が奢るからさ。・・・あ、『先生』じゃなくて『ただの男』としてね」
「「きゃああああ!!///」」
・・・誰か、悟さんを止めてください。
ボクが知らないところでどんどん話が進んでる・・・