???
「悟さん、ゆうのこと捕まえてくれてありがとう。ちょっと目を離したらめぐは寝てるし、隣にいたはずのゆうはいないし・・・って、あれ?お姉ちゃんは?」
「あー多分羽田のところじゃない?愛美と遊びたい、って言ってたし」
「納得。ほら、ゆう。これからご飯を、」
「いらない!」
「え?!ちょ、ゆう?」
また勢いよく五条先生の腕から飛び出した瞬間、どこかに走り出してしまったゆうくん。
あんのやろ・・・!、と拳を握っている真純ちゃんはそれはもう怒りに満ち溢れていた。
「真純、ちょっと好きにさせてあげよう。賢いあの子のことだ、ちゃんと戻ってくるよ」
「でも・・・!」
「それに僕もう疲れた。悠仁、また力強くなってない?僕、結構強く抑えてたつもりなんだけどなぁ」
「あ、大丈夫?ちょっと休んだ方が・・・」
「それはこっちの台詞だよ、真純。『お母さん』やったんだからキミも休んで」
・・・二人は万年新婚夫婦みたい。
今も五条先生がさりげなく真純ちゃんの腰のあたりに手を当ててるし、眦にキスを落としている。
しかし、ここで終わらないのが五条一家。
まだ一人、五条家には子供がいるのだ。
「・・・ママに近寄るな、親父」
「っ・・・恵~『親父』はやめてよ。僕が年寄りみたいじゃん」
「実際、年だろ」
「腹立つ、このガキ・・・!」
「ちょ、悟さん落ち着いて・・・!めぐもお父さんのこと煽らないの!」
・・・間に挟まれてる真純ちゃんは大変だ。
めぐくんはかなりのマイペースで、隣で双子のお兄ちゃんであるゆうくんが暴れていても知らんぷり。なんならすやすやと眠ってしまうほど。
相当賢い子で、4歳児なのに漢字まで読めてしまうから小学生向けの本なんかお手の物。
暴れん坊なゆうくんに入れ知恵をしているのは、めぐくんだ。
最近いたずらの幅が広がった、と真純ちゃんが頭を抱えるのをよく見かける。
この双子は、まさに『混ぜるな危険』だ。
すると、クイクイと服を引っ張られ、視線を下ろすとそこにいたのは綺麗な白。
その子は、ペコリと頭を下げて言った。
「蘭姉ちゃん、ご結婚おめでとうございます」
「ありがとう、野薔薇ちゃん。今日はおめかししてるんだ、すごく似合ってるよ」
「あ、当たり前・・・私はどんな服だって似合、」
「え、野薔薇、僕のセンスを褒めてくれるの?パパ嬉しいなぁ~♡」
「別に、そういうんじゃない!」
「えー?」
もう野薔薇ちゃんは5歳。
本当に五条先生そっくりで、髪の色から目の色、顔つきまで五条先生そのもの。
そんな野薔薇ちゃんは何でも一人でやりたい時期みたいで、特にお父さんに対して当たりが強い。
「あー多分羽田のところじゃない?愛美と遊びたい、って言ってたし」
「納得。ほら、ゆう。これからご飯を、」
「いらない!」
「え?!ちょ、ゆう?」
また勢いよく五条先生の腕から飛び出した瞬間、どこかに走り出してしまったゆうくん。
あんのやろ・・・!、と拳を握っている真純ちゃんはそれはもう怒りに満ち溢れていた。
「真純、ちょっと好きにさせてあげよう。賢いあの子のことだ、ちゃんと戻ってくるよ」
「でも・・・!」
「それに僕もう疲れた。悠仁、また力強くなってない?僕、結構強く抑えてたつもりなんだけどなぁ」
「あ、大丈夫?ちょっと休んだ方が・・・」
「それはこっちの台詞だよ、真純。『お母さん』やったんだからキミも休んで」
・・・二人は万年新婚夫婦みたい。
今も五条先生がさりげなく真純ちゃんの腰のあたりに手を当ててるし、眦にキスを落としている。
しかし、ここで終わらないのが五条一家。
まだ一人、五条家には子供がいるのだ。
「・・・ママに近寄るな、親父」
「っ・・・恵~『親父』はやめてよ。僕が年寄りみたいじゃん」
「実際、年だろ」
「腹立つ、このガキ・・・!」
「ちょ、悟さん落ち着いて・・・!めぐもお父さんのこと煽らないの!」
・・・間に挟まれてる真純ちゃんは大変だ。
めぐくんはかなりのマイペースで、隣で双子のお兄ちゃんであるゆうくんが暴れていても知らんぷり。なんならすやすやと眠ってしまうほど。
相当賢い子で、4歳児なのに漢字まで読めてしまうから小学生向けの本なんかお手の物。
暴れん坊なゆうくんに入れ知恵をしているのは、めぐくんだ。
最近いたずらの幅が広がった、と真純ちゃんが頭を抱えるのをよく見かける。
この双子は、まさに『混ぜるな危険』だ。
すると、クイクイと服を引っ張られ、視線を下ろすとそこにいたのは綺麗な白。
その子は、ペコリと頭を下げて言った。
「蘭姉ちゃん、ご結婚おめでとうございます」
「ありがとう、野薔薇ちゃん。今日はおめかししてるんだ、すごく似合ってるよ」
「あ、当たり前・・・私はどんな服だって似合、」
「え、野薔薇、僕のセンスを褒めてくれるの?パパ嬉しいなぁ~♡」
「別に、そういうんじゃない!」
「えー?」
もう野薔薇ちゃんは5歳。
本当に五条先生そっくりで、髪の色から目の色、顔つきまで五条先生そのもの。
そんな野薔薇ちゃんは何でも一人でやりたい時期みたいで、特にお父さんに対して当たりが強い。