私は高校卒業後、空手道一筋に絞るために大学も空手が強いところに進学した。
空手もやりたかったし、もっと勉強して知識をつけたかったからより大変な道を選ぶことになってしまったけど、それでよかったと思う。
大学を卒業してから5年・・・ようやく空手の世界大会で名を残せるようになった。
イギリスに新一と旅行に行ったときに、あのビッグベンの下で今度はプロポーズされた。
新一は私と同じ大学に進学して、難なく卒業した後一般企業に就職した。
探偵はやらなくていいのか、と聞いたけど、それよりも蘭のことを支えたいから、と新一は私を優先してくれた。
・・・日本警察とかFBIとか勧誘はいっぱいあったみたいだけど、それらは全部蹴ってしまったという。
それでも今でも新一は多方面から信頼されていて、その少ない時間を探偵業(新一は違うと言ってるけど)に費やしている。

あのプロポーズからとんとん拍子に話は進んでいき、その約一年後・・・今日、私たちは結婚式を挙げる。