元最強、幸せを知る
幸せとはなんだろうーーーーその疑問は今もまだ僕の胸の中にある。
「まーすみ♪」
『今日も一日お疲れさま、悟さん。体の調子はどう?』
「・・・これってはっきり言わないと怒られるよね?」
『もちろん。で、どうなの?』
「うーん・・・そんなに調子はよくないんだよね。やっぱり季節の変わり目だからかな」
『え?!それって大丈夫なの?』
「大丈夫だよ。真純の言いつけ通り、無理してないからさ」
ほんと?、と電話越しに聞いてくる真純はかなり心配しているみたい。
確かにかっこ悪いところをたくさん見られちゃってるし、年甲斐もなく真純に甘えちゃってるけどさ。
それでも、可愛い彼女が心配してくれるのは嬉しいけど安心させたいの。噓とかそんなのはつかない。だって、噓ついたら余計に泣かせちゃうから。
・・・でも、自分の死に際に真純はいるのかな。
『・・・悟さん?』
「・・・ん、なあに?」
『やっぱり今日は早く休んだ方がいいんじゃ・・・さっきからぼーっとしてる』
「あーごめんごめん。なに話してた?ちょっと意識飛んでた」
『ほら。今日はもう終わりにしよ?』
「・・・やだ」
どうやら真純に何度も呼ばれていたみたいだけど、全然気づかなかった。
でもそうだね。こんなネガティブなことを考えちゃうのもこの体調不良のせい。
そんなときは寝るに限る、自分の経験上それが一番だということはよくわかってる。
それでも、まだ真純の声を聴いていたかった。
やだ、なんて子供みたいに言ってしまったけど、それでもまだ真純と繋がっていたい。
そんな僕のわがままに真純は笑って、まだ電話切らないから、と言ってくれた。
・・・今日はなんとなく心細くて、いわゆる寝落ち電話というものを初めてした。
「まーすみ♪」
『今日も一日お疲れさま、悟さん。体の調子はどう?』
「・・・これってはっきり言わないと怒られるよね?」
『もちろん。で、どうなの?』
「うーん・・・そんなに調子はよくないんだよね。やっぱり季節の変わり目だからかな」
『え?!それって大丈夫なの?』
「大丈夫だよ。真純の言いつけ通り、無理してないからさ」
ほんと?、と電話越しに聞いてくる真純はかなり心配しているみたい。
確かにかっこ悪いところをたくさん見られちゃってるし、年甲斐もなく真純に甘えちゃってるけどさ。
それでも、可愛い彼女が心配してくれるのは嬉しいけど安心させたいの。噓とかそんなのはつかない。だって、噓ついたら余計に泣かせちゃうから。
・・・でも、自分の死に際に真純はいるのかな。
『・・・悟さん?』
「・・・ん、なあに?」
『やっぱり今日は早く休んだ方がいいんじゃ・・・さっきからぼーっとしてる』
「あーごめんごめん。なに話してた?ちょっと意識飛んでた」
『ほら。今日はもう終わりにしよ?』
「・・・やだ」
どうやら真純に何度も呼ばれていたみたいだけど、全然気づかなかった。
でもそうだね。こんなネガティブなことを考えちゃうのもこの体調不良のせい。
そんなときは寝るに限る、自分の経験上それが一番だということはよくわかってる。
それでも、まだ真純の声を聴いていたかった。
やだ、なんて子供みたいに言ってしまったけど、それでもまだ真純と繋がっていたい。
そんな僕のわがままに真純は笑って、まだ電話切らないから、と言ってくれた。
・・・今日はなんとなく心細くて、いわゆる寝落ち電話というものを初めてした。