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元最強、そろそろ動き始める

「あ、五条先生!どこ行ってたんですか?」
「すみません・・・どうやら身内が危篤みたいでして。東京駅に着いたら抜けていいですか?」
「大丈夫ですよ。先生のクラスには私が付き添いましょう。元々すぐに解散でしたから、問題ないですよ」

学年主任の先生に、ありがとうございます、と言って自分のクラスのところに戻った。
・・・佐藤先生のことなんか知らん。話しかけられたけど。
僕の会話が聞こえたからか、さっきまで後ろに張り付いていたお抱えの男たちは帰っていったようだ。
・・・さて、僕がここまで入念に行動しているのは何故か。


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