元最強、そろそろ動き始める
真純side
「で、今どういう状況ですか?」
「あ、五条先生」
ボクたちが泊まっているホテルで殺人事件が起きたものだから、五条先生も呼ばれたんだろう。
だけど、慌てて来たからなのかアイマスクはしてるけど上から被ったせいで髪が下りてるし、なんなら上着も前が開いている。
・・・日中、青い顔していたから思わず声をかけちゃったけど、今は大丈夫なんだろうか。
今は足取りもしっかりしているし、顔色も悪くないみたい。
「ええ・・・ああ、そうなんですか。すみません、うちの生徒が。なにせ探偵業の子がいますから。切りのいいところで帰らせていただけませんか」
「いや、そっちが勝手に・・・」
「あ、そうなんですか?てっきり許可を取っているのかと。・・・世良、工藤。事情聴取が聞きたいのもわかるけど、ほどほどにしときなさい。あと許可はちゃんと取っておくこと。君たちはまだ子供なんだから」
「「・・・はい」」
「ということでもう少し生徒たちを参加させてもいいですか?どうやらまだ話し足りない、聞き足りないことがあるようですので」
刑事さんに丁寧に交渉する悟さんはさすがだと思った。
本当はボクたちを止めなきゃいけないのに・・・悟さんはそれを絶対にしない。
「じゃあ僕は学年主任の先生に報告してくるから。刑事さんがダメと言ったことはダメだよ」
「「はい」」
「うん、いい子たちだ」
悟さんはボクたちの肩をポンポンしてからその場を去っていった。
その直後のこと、工藤君が胸をおさえながら部屋を後にした。
「で、今どういう状況ですか?」
「あ、五条先生」
ボクたちが泊まっているホテルで殺人事件が起きたものだから、五条先生も呼ばれたんだろう。
だけど、慌てて来たからなのかアイマスクはしてるけど上から被ったせいで髪が下りてるし、なんなら上着も前が開いている。
・・・日中、青い顔していたから思わず声をかけちゃったけど、今は大丈夫なんだろうか。
今は足取りもしっかりしているし、顔色も悪くないみたい。
「ええ・・・ああ、そうなんですか。すみません、うちの生徒が。なにせ探偵業の子がいますから。切りのいいところで帰らせていただけませんか」
「いや、そっちが勝手に・・・」
「あ、そうなんですか?てっきり許可を取っているのかと。・・・世良、工藤。事情聴取が聞きたいのもわかるけど、ほどほどにしときなさい。あと許可はちゃんと取っておくこと。君たちはまだ子供なんだから」
「「・・・はい」」
「ということでもう少し生徒たちを参加させてもいいですか?どうやらまだ話し足りない、聞き足りないことがあるようですので」
刑事さんに丁寧に交渉する悟さんはさすがだと思った。
本当はボクたちを止めなきゃいけないのに・・・悟さんはそれを絶対にしない。
「じゃあ僕は学年主任の先生に報告してくるから。刑事さんがダメと言ったことはダメだよ」
「「はい」」
「うん、いい子たちだ」
悟さんはボクたちの肩をポンポンしてからその場を去っていった。
その直後のこと、工藤君が胸をおさえながら部屋を後にした。