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元最強、そろそろ動き始める

「なあどこ回る?」
「ここ行きたいなあ・・・あ!ここの天ぷらそば美味しそうだよ?」
「なんか京都ってあんまり新鮮味がないよな」
「それじゃ今まで行ったことのないところ行こうよ。ほらこういうマイナーなところとか良くない?」

早いものでもう秋になったある日のこと。
秋と言えば・・・そう!!学生の醍醐味、修学旅行!!
いやーはっきり言って学校側からしたらめちゃくちゃ大変よ?
宿泊する場所とか新幹線のことだって、こっちは必死だよね。だってちゃんとしないと生徒から文句言われるもん。
まあでも高校生だからね、ある意味自由はあるから自分で決められるものは決められるから。
うちのクラスもまあ大盛り上がり。
今は班別行動でどこに行くのかを決めてる。

「五条先生」
「ん?どうしたの、毛利」
「あの・・・本当に新一は来るんでしょうか。連絡は入れてるんですが、返信がなくて・・・」

あ、あいつ修学旅行のこと忘れてるんじゃない?
でも面白いからもう少し黙っとこうかな。ちゃんと工藤邸と工藤夫妻に電話は入れてるしね。
え?工藤にはないのかって?
いやいや、僕は工藤の連絡先なんか知らないって。コナンくんは友人だから。
それよりも・・・

「・・・・・・」
「・・・世良?ちゃんと毛利たちの話し合いに参加しなさいね?」
「っ・・・あ、ああ」

これ絶対僕のこと意識してるよな。
夏休みにいろいろあったからか、休みが明けてからの真純は警戒心が薄くなっていた。今までは一匹狼なところがあったからね、笑っている割に心の内ではギラギラしている印象だったんだけど。
僕という恋人ができて、なおかつ担任が僕なもんだから上手く気持ちが切り替えれないんだろうね。
・・・今夜、ちょっと意地悪言おっかな♪




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