このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

JK探偵、夏休み最後の息抜きのお話

花火が全て打ちあがった後・・・
もう帰ろうと子供たちにも声を掛けたその時だった。

「みんな、楽しかったー?」
「あー!!!五条先生だ。こんばんは!」
「え・・・」
「伊達さんたちに任せてごめんね。コナンくんも楽しめた?」
「うん!誘ってくれてありがとう、五条先生」
「おう、五条。用事は済んだのか?」
「なになに、主役は遅れて登場!って?」
「うん、もう大丈夫。ハハ!いつから僕が主役になったの?少しだけでもみんなの顔を見に来ようと思ってね」

まさかの悟さんの登場にその場は騒然となる。
でも、ボクたちの興奮よりも周りの方が騒いでいる。

「さ・・・先生、なんでその恰好なんだ?」
「えー?用事済ませてきてすぐこっち来たから。着替えてくる時間なかったんだよね」

・・・スーツはいい。まだ。
それに目隠しの布やってると、どうも不審な感じが出るんだから困りもんだ。
でも、どうしてこんなに様になるんだろうな・・・悟さんはその周囲の視線を集めていた。
高身長なのもわかるけど、本当にスタイルが良すぎてモデルさんみたいだから。
普段はジャージだからわかりにくいけど・・・悟さんって体の線が細いんだよね。

「ん?」

こてんと首を傾げるところも計算されたように、キラキラ度を増している。
なんだよ、キラキラ度って。
でも、ふわっと花が舞ったのはボクの気のせいじゃない気がする。
・・・これで目隠しなしで着物とかロングカーディガンとか着たらどうなるんだろ。
断られるのを承知で今度言ってみようかな。


4/6ページ
いいね!