「いやー今回は鈴木に一本取られちゃったなぁ・・・」
「・・・五条先生のことだから恋人同士にはならないって勝手に思ってた。五条先生は身を引いて見守るつもりだったんでしょ？」
「僕もそのつもりだったんだけどね・・・思いかけず真純の方が限界っぽかったから」
「限界？それってどういう・・・」
「コナンくんも気をつけなね。大事に大事に相手を思っていても、向こうがプツンと倒れてしまうかもよ？毛利のこと、大事にするんだよ」
「（ということは、世良にその兆しがあったということ・・・この前、エレベーターで取り乱したことが関係しているのか？）」

そんなことを二人が話しているとは、友達二人に抱きついていたボクには知ることもなかった。