JK探偵、自覚する
犯人を名指ししたもう一人のお兄ちゃんはものすごくかっこよかった!
また、あの男の子がお兄ちゃんのことを笑わせて、思わずまるで魔法使いだね♡と言ってしまった。
今日はほんとに楽しかった!もっともう一人のお兄ちゃんとお話できるかな?
そう思っていた時だった。
「真純ちゃん」
「あ、さとるお兄ちゃん!」
嬉しくて思わず抱きつくと、さとるお兄ちゃんは抱っこしてくれた。
さっき抱っこされてわかったけど、さとるお兄ちゃんって実は腕がすごくたくましいの。
ボクみたいな子供の体重くらいどうってことないんだろうけど・・・それでもさとるお兄ちゃんの腕は吉兄ちゃんよりもずっと太い。
「体調は大丈夫?」
「うん!元気だよ?」
「よかったよかった。・・・今度は目離すなよ?世良」
「うん・・・肝に銘じておくよ」
「ねえねえ、さとるお兄ちゃん!」
「ん?」
ボクはずっとどうすればいいのか悩んでた。
さっきさとるお兄ちゃんとたくさん話して気づいたんだ。
ボク、さとるお兄ちゃんのこと大好き。
だから・・・
ーチュ
「は、」
「え、と・・・うぃ、うぃるゆーめりーみー?」
ママに前に聞いた、パパを落とした言葉。
ママがパパのことを好きになって、いっぱいいっぱいアピールしたんだって!
だから、ボクも真似してみた。
・・・さとるお兄ちゃんのほっぺにキスしちゃった。
でもさとるお兄ちゃんは固まってて、どうしたんだろうと不安になっていたとき。
「・・ブフッ」
「さとるお兄ちゃん・・・?」
「アッハハハハハ!!まさか、小学生の女の子にプロポーズされるなんて・・・思ってもみなかった」
さとるお兄ちゃんが、笑ってくれた。
それも目の前で。
ふと、さとるお兄ちゃんがサングラスを外してくれた。
今日、初めて見たきれいな青。
そして、さとるお兄ちゃんは今日一番の優しい顔で言ってくれたんだ。
「Of course.真純、いつか俺のお嫁さんになってくれる?」
ボクは嬉しくて嬉しくて・・・さとるお兄ちゃんの顔にむぎゅむぎゅと抱きついた。
目がつぶれちゃう、とさとるお兄ちゃんは言いながらも抱きしめ返してくれた。
「約束!絶対だからね、さとるお兄ちゃん!!」
「うん。・・・あ、じゃあ真純にこれあげる」
「え・・・?」
「約束の証。また会える日まで、真純が持ってて?」
そう言われて渡されたのは、とてもきれいなネックレスだった。
「すごい・・・」
「綺麗でしょ?空の色ってこんな色だよね」
「ううん、さとるお兄ちゃんの目みたい。でも、さとるお兄ちゃんの目の方がずっときれい!」
「・・・ハハ、ありがとう。ほんと、ボクをホタルイカって言っていた子とは思えない」
「ホタルイカはきれいなんだよ?それにホタルイカは暗い海をきれいに照らしてくれるんだから!」
「・・・うん、そうだね」
またさとるお兄ちゃんが頭をポンポンと撫でてくれた。
・・・すごく好き。
それは間違いなくボクの初恋。
初めて恋を知って、好きな人と結婚の約束をして・・・海はボクの大切な思い出の場所。
「さとるお兄ちゃん、だーいすき!!」
「ハハ、俺も」
時間が許されるまで、ずっとさとるお兄ちゃんとぎゅうしてた。
「っ・・・ちょっと待ったーーーーーーーーー!!!!」
・・・まあ、でもすぐに吉兄ちゃんにさとるお兄ちゃんを取られて、ママによくやった真純!、と褒められて、秀兄ちゃんによかったな、って言われたんだけど。
また、あの男の子がお兄ちゃんのことを笑わせて、思わずまるで魔法使いだね♡と言ってしまった。
今日はほんとに楽しかった!もっともう一人のお兄ちゃんとお話できるかな?
そう思っていた時だった。
「真純ちゃん」
「あ、さとるお兄ちゃん!」
嬉しくて思わず抱きつくと、さとるお兄ちゃんは抱っこしてくれた。
さっき抱っこされてわかったけど、さとるお兄ちゃんって実は腕がすごくたくましいの。
ボクみたいな子供の体重くらいどうってことないんだろうけど・・・それでもさとるお兄ちゃんの腕は吉兄ちゃんよりもずっと太い。
「体調は大丈夫?」
「うん!元気だよ?」
「よかったよかった。・・・今度は目離すなよ?世良」
「うん・・・肝に銘じておくよ」
「ねえねえ、さとるお兄ちゃん!」
「ん?」
ボクはずっとどうすればいいのか悩んでた。
さっきさとるお兄ちゃんとたくさん話して気づいたんだ。
ボク、さとるお兄ちゃんのこと大好き。
だから・・・
ーチュ
「は、」
「え、と・・・うぃ、うぃるゆーめりーみー?」
ママに前に聞いた、パパを落とした言葉。
ママがパパのことを好きになって、いっぱいいっぱいアピールしたんだって!
だから、ボクも真似してみた。
・・・さとるお兄ちゃんのほっぺにキスしちゃった。
でもさとるお兄ちゃんは固まってて、どうしたんだろうと不安になっていたとき。
「・・ブフッ」
「さとるお兄ちゃん・・・?」
「アッハハハハハ!!まさか、小学生の女の子にプロポーズされるなんて・・・思ってもみなかった」
さとるお兄ちゃんが、笑ってくれた。
それも目の前で。
ふと、さとるお兄ちゃんがサングラスを外してくれた。
今日、初めて見たきれいな青。
そして、さとるお兄ちゃんは今日一番の優しい顔で言ってくれたんだ。
「Of course.真純、いつか俺のお嫁さんになってくれる?」
ボクは嬉しくて嬉しくて・・・さとるお兄ちゃんの顔にむぎゅむぎゅと抱きついた。
目がつぶれちゃう、とさとるお兄ちゃんは言いながらも抱きしめ返してくれた。
「約束!絶対だからね、さとるお兄ちゃん!!」
「うん。・・・あ、じゃあ真純にこれあげる」
「え・・・?」
「約束の証。また会える日まで、真純が持ってて?」
そう言われて渡されたのは、とてもきれいなネックレスだった。
「すごい・・・」
「綺麗でしょ?空の色ってこんな色だよね」
「ううん、さとるお兄ちゃんの目みたい。でも、さとるお兄ちゃんの目の方がずっときれい!」
「・・・ハハ、ありがとう。ほんと、ボクをホタルイカって言っていた子とは思えない」
「ホタルイカはきれいなんだよ?それにホタルイカは暗い海をきれいに照らしてくれるんだから!」
「・・・うん、そうだね」
またさとるお兄ちゃんが頭をポンポンと撫でてくれた。
・・・すごく好き。
それは間違いなくボクの初恋。
初めて恋を知って、好きな人と結婚の約束をして・・・海はボクの大切な思い出の場所。
「さとるお兄ちゃん、だーいすき!!」
「ハハ、俺も」
時間が許されるまで、ずっとさとるお兄ちゃんとぎゅうしてた。
「っ・・・ちょっと待ったーーーーーーーーー!!!!」
・・・まあ、でもすぐに吉兄ちゃんにさとるお兄ちゃんを取られて、ママによくやった真純!、と褒められて、秀兄ちゃんによかったな、って言われたんだけど。