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JK探偵、自覚する

真純side

それからのボクは挙動不審だった。
だって相手はクラス担任。否が応でも毎日顔を合わせることになる。
ボクは先生のことを考えないように、とにかく先生を避けた。
さすがに授業とかはしょうがないけど、委員会とか部活動とかそういう関わりはないから。
蘭君たちはそんなボクを心配して、いつもボクの傍にいてくれた。
頑張って冷やした目元も、蘭君たちは気づいてくれて眼鏡でごまかそうとしてくれたときは本当に助かった。
でも、ボクは先生に告白はしない。
先生と生徒だから、それにボクには結婚の約束があるから、そう自分に言い聞かせて。

「でも世良ちゃん?好きになっちゃダメ、ってなってる時点でもうその人のことが好きってことなんだからね?」

蘭君たちは五条先生に告白した方がいい、と推してきた。それで、幾分か落ち着くんじゃないかって。
それぐらいボクは弱っていた。

「真純!・・・おい、真純!」
「・・・あ、ごめん。ぼーっとしてた・・・」
「・・・・・・」

最近、ママに話しかけられても気づかないことも多くてママに心配をかけてしまっている。
どうにかしなきゃ・・・でも、どうやって?
ぐるぐると出口のない道を行ったり来たりしている状態が続いた。


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Good!