元最強、自覚する
真純side
・・・しくじった。
犯人が逆上して突進してくるとは思わなかった。
しかも、その勢いがすごくてバランスを崩したボクはそのまま夜の海に落ちた。
どっちが水面か、暗くてよくわからなかった。
しかもぶつかったときに犯人が持っていた包丁で腹を刺された。
あの犯人を捕まえないといけないのに・・・それでも痛みと暗さで体を動かせなかった。
・・・いや、動かなかったという方が正しいかもしれない。
暗いせいか昔のことがフラッシュバックする。
このまま、ボクは死ぬんじゃないか。
また、あんな辛い目に遭うなら・・・ここで死んだ方がいいんじゃないかと。
『、!・・・!!!』
ふと呼ばれたような気がして・・・目を開けると暗い空間の中に銀色の何かが映りこんだ。
そして、澄んだ色の、綺麗な綺麗な青。
・・・ああ、ボクはこの青を求めていたんだ。
ずっと、ずっと会いたかった青にボクは手を伸ばした。
「~み!おい、真純!!しっかりしろ・・・!!」
「さとる、お兄ちゃん・・・」
ようやく、あなたに会えた。
・・・しくじった。
犯人が逆上して突進してくるとは思わなかった。
しかも、その勢いがすごくてバランスを崩したボクはそのまま夜の海に落ちた。
どっちが水面か、暗くてよくわからなかった。
しかもぶつかったときに犯人が持っていた包丁で腹を刺された。
あの犯人を捕まえないといけないのに・・・それでも痛みと暗さで体を動かせなかった。
・・・いや、動かなかったという方が正しいかもしれない。
暗いせいか昔のことがフラッシュバックする。
このまま、ボクは死ぬんじゃないか。
また、あんな辛い目に遭うなら・・・ここで死んだ方がいいんじゃないかと。
『、!・・・!!!』
ふと呼ばれたような気がして・・・目を開けると暗い空間の中に銀色の何かが映りこんだ。
そして、澄んだ色の、綺麗な綺麗な青。
・・・ああ、ボクはこの青を求めていたんだ。
ずっと、ずっと会いたかった青にボクは手を伸ばした。
「~み!おい、真純!!しっかりしろ・・・!!」
「さとる、お兄ちゃん・・・」
ようやく、あなたに会えた。