元最強、ある組織のある幹部とは特別な事情がある
真純side
廊下にボクの帽子があったのか・・・気づけば部屋にいたし、あんまり覚えてないんだよな。
「あ、あそこにいるの五条先生じゃない?」
「ほんとだ。先生身長が高いからすぐ見つけられるね。・・・あれ?」
首をかしげる不思議に思って、ボクもそっちの方向に視線を向けると、五条がその女性にキスをしているほど距離が近かった。
「え///ま、まさかのまさか?」
「え、と・・・恋人、なのかな?」
その光景があまりにも衝撃的すぎてボクは動けなかった。
何も、声も出せなかった。
本当にキスをしていたのかまではボクからの角度では確証を得られない。それでもものすごく近くまで顔を近づけていたことには変わりない。
なぜ?・・・ただものすごく胸がモヤモヤする。
・・・って、あの五条(先生)だって!なんでボクがイライラするんだ。
『それよりも、この体勢なら怒らないんだね?さっき額に触った時よりも接触率高くない?離れなくていいの?』
先日、棚から落ちてくる本から庇ってくれた五条(先生)。
アイツが怪我していて、思わずボクがアイツに抱きついたみたいな体勢だったことに気づいたのはアイツが心底ムカつく、声音とニヤニヤする口が見えたから。
落ちてくる本のせいで聞こえづらかったけど、それでもその音はボクの耳に入ってきた。
『まっ・・・!!』
あの音の続きは何だったのか。
もう数日も経ったのに、まだあの時の温もりがボクの背中にある気がした。
廊下にボクの帽子があったのか・・・気づけば部屋にいたし、あんまり覚えてないんだよな。
「あ、あそこにいるの五条先生じゃない?」
「ほんとだ。先生身長が高いからすぐ見つけられるね。・・・あれ?」
首をかしげる不思議に思って、ボクもそっちの方向に視線を向けると、五条がその女性にキスをしているほど距離が近かった。
「え///ま、まさかのまさか?」
「え、と・・・恋人、なのかな?」
その光景があまりにも衝撃的すぎてボクは動けなかった。
何も、声も出せなかった。
本当にキスをしていたのかまではボクからの角度では確証を得られない。それでもものすごく近くまで顔を近づけていたことには変わりない。
なぜ?・・・ただものすごく胸がモヤモヤする。
・・・って、あの五条(先生)だって!なんでボクがイライラするんだ。
『それよりも、この体勢なら怒らないんだね?さっき額に触った時よりも接触率高くない?離れなくていいの?』
先日、棚から落ちてくる本から庇ってくれた五条(先生)。
アイツが怪我していて、思わずボクがアイツに抱きついたみたいな体勢だったことに気づいたのはアイツが心底ムカつく、声音とニヤニヤする口が見えたから。
落ちてくる本のせいで聞こえづらかったけど、それでもその音はボクの耳に入ってきた。
『まっ・・・!!』
あの音の続きは何だったのか。
もう数日も経ったのに、まだあの時の温もりがボクの背中にある気がした。