元最強、ある組織のある幹部とは特別な事情がある
ベルモットside
ーーーー廊下ですれ違った、ある婦人。
すれ違いざまにかけられた言葉に驚いた。
その直後、ある子が私に問いかけてきた。
ぱっと見、男の子に見えるけれどれっきとした女の子。
「誰だ?お前・・・」
その問いかけにはわざと答えなかった。
「誰だって、聞いてんだよ!?」
「フッ・・・相変わらずだな・・・真純・・・」
「しゅ・・・秀兄・・・」
彼女は、私の顔と声・・・すべてに驚いている。
「秀兄?本当に秀兄なのか?でも何で?秀兄は死んだって・・・」
次の瞬間、彼女の気を失わせた。私がスタンガンを当てたことによって。
その答えが聞きたかった。車掌に話しかけられたが、妹は貧血気味なだけで心配はいらない、と言っておく。
「・・・約束は果たしたわよ、ボウヤ」
今回のお願いは彼女に接触すること。
バーボンが赤井秀一の生死を確認するためにも、設けられた作戦のうちの一つ。
これを実行するためにボウヤをわざわざ同行させた。
でも、ボウヤとこの子にはこれ以上危害を加えない。そしてエンジェルも。それは私の願いに反することだから。
『障害は排除した。後は手筈通りに!』
バーボンに連絡をするのも忘れない。頭の回転が早い彼のことだから、上手く立ち回れるでしょう。
世良真純・・・ボウヤの大事な大事な子。巻き込まないためにも私の部屋に運んでおくことも忘れない。ああ、ボウヤにも連絡しておかないと。・・・怒るかしら?
「さぁ・・・有希子のところに行かないとね」
念には念を・・・ここで確実にシェリーの息の根を止めさせる。そのためには有希子の作戦を妨げなければいけない。
悪く思わないでね、シルバーブレット君?
ーーーー廊下ですれ違った、ある婦人。
すれ違いざまにかけられた言葉に驚いた。
その直後、ある子が私に問いかけてきた。
ぱっと見、男の子に見えるけれどれっきとした女の子。
「誰だ?お前・・・」
その問いかけにはわざと答えなかった。
「誰だって、聞いてんだよ!?」
「フッ・・・相変わらずだな・・・真純・・・」
「しゅ・・・秀兄・・・」
彼女は、私の顔と声・・・すべてに驚いている。
「秀兄?本当に秀兄なのか?でも何で?秀兄は死んだって・・・」
次の瞬間、彼女の気を失わせた。私がスタンガンを当てたことによって。
その答えが聞きたかった。車掌に話しかけられたが、妹は貧血気味なだけで心配はいらない、と言っておく。
「・・・約束は果たしたわよ、ボウヤ」
今回のお願いは彼女に接触すること。
バーボンが赤井秀一の生死を確認するためにも、設けられた作戦のうちの一つ。
これを実行するためにボウヤをわざわざ同行させた。
でも、ボウヤとこの子にはこれ以上危害を加えない。そしてエンジェルも。それは私の願いに反することだから。
『障害は排除した。後は手筈通りに!』
バーボンに連絡をするのも忘れない。頭の回転が早い彼のことだから、上手く立ち回れるでしょう。
世良真純・・・ボウヤの大事な大事な子。巻き込まないためにも私の部屋に運んでおくことも忘れない。ああ、ボウヤにも連絡しておかないと。・・・怒るかしら?
「さぁ・・・有希子のところに行かないとね」
念には念を・・・ここで確実にシェリーの息の根を止めさせる。そのためには有希子の作戦を妨げなければいけない。
悪く思わないでね、シルバーブレット君?