「五条先生、急いでください！」
「はーい」

緊急会議、ね。まあ生徒の家で発砲となればそうだよね。

週明け。毛利と世良を呼び出してちょっとした面談をした。
一応、身体面ではなく精神面の方を確認するために。
でもま、二人とも元気そうでよかったよ。ここ、米花の事件発生率はすごいからね。

「五条先生」
「ん？どうしたの？世良」
「ボク・・・アンタのことが嫌いだね」

面談に使った教室を去る時に世良にそう言われた。
あらら、世良に嫌われちゃったよ。
でもあの場はあれが適切だったと思うよ？誰も死なせない、最適な答え。
世良にものすごく睨まれたけど、僕は笑っておいた。だって僕は間違ってないもん。

「世良さーん？」

毛利に呼ばれて、世良は次の授業へと向かった。
それにしても、あの場に毛利だけでなく世良までいたとは・・・そんなに仲良くなったのかな？
無茶はしないでほしい、なんて厚かましいかな。


















あの子に関しては何も読めない。
昔からそうなんだよね。あの子が今まで何をしていたのか、どんな未来を切り開くのか・・・さっぱりわからないんだ。
会えて嬉しい。
こんなに成長したんだ。

僕の大事な、真純（子）ーーーー