最強、転生する
・・・で、これはなに?
なんかぼやーっとする視界、何が何だかわからん音、身体がうまく動かせない。
「あ、目開いた」
ひぇ・・・
なんかすげえ見られてる。しかもかなり大きい。おっかしいなぁ、僕の身長190超えてるんだけどなぁ。
「しょ、しょうこ・・・」
ん?『しょうこ』?硝子、かな。いつの間にあの封印から出られたんだろ・・・
「大変だ!大変だ!私の、私のが・・・!」
「なんだ、どうしたんだ傑」
『傑』?え、どういうこと?なんで傑が・・・
「あれ、傑の目そっくりだね」
「それだけじゃないんだよ・・・!私の能力も受け継いでしまったみたいで・・・」
「まあ髪の色も傑と同じだからね。そうだろうとは思ってたよ。ケホケホ」
「!咳が・・・ああ、部屋をあったかくしよう。湿度を下げないためにも保湿を・・・」
「ありがとう傑。お前はやっぱり私の優しい夫だな」
「もちろんだとも。大事な君を私に守らせてくれ」
まてまてまてまてまて!!
夫?大事な君?は?
こいつら結婚してんの?!
「だができるなら私なんかに似てほしくなかったよ、悟」
「なんで?私は嬉しいよ?愛息子が私の愛しい夫にそっくりなんだ。それに、こんなに綺麗なんだから。今は赤子だけど、将来どんな子に育つんだろうな」
愛息子・・・?悟・・・?赤子・・・?
俺が?
ーーーー五条悟、齢28にして転生したみたいです。