Welcome to the Villains' world
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自分たちは鉱山の中を進んでいくが未だに魔法石らしきものは見つかっていない。学園長もこの鉱山に魔法石は残っている可能性は低いみたいなことを言っていたが、確かに鉱石すら見当たらないところを見ると採掘されまくったというところなのだろうか。
「ここもゴーストがうろうろしてるなんてな」
「しかしユウのおかげで襲われずにすんだな。このまま先を急ぐぞ」
「偉そうに命令しないでほしーんだけど。大体、お前があんな馬鹿な真似しなきゃこんなことになんなかったのに」
「元はと言えばお前が掃除をさぼったのが原因だろう!」
「それを言ったら、最初にハートの女王の像を燃やしたのはそこの毛玉だぜ!」
「ふな゛っ!オマエがオレ様を馬鹿にしたから悪いんだゾ!」
コイツらは口喧嘩してないと生きてられないのか?そこまでして自身が優秀だと知らしめたいのか?ならもう少しやり方を考えろ、お前たちのやり方じゃ一生認められるわけないだろ、と思いながら3人の言い合いを眺める。なんと醜い言い争いなのだろうか、とてもくだらない。
「お前たち!今の状況がわかってるのか?朝までに魔法石を持って帰れなければ、僕たちは退学なんだぞ!」
「だ〜から、さっきから一々仕切んなよ。ムカつくなぁ」
「……ん?お、おい3人とも。何かいるみたいだよ」
『……さぬ……うぅ……ぬ……』
何かの気配をいち早く察知した自分は未だ言い争いを続ける3人を静止したが、自分の声に続くように自分たちではない誰かの声が聞こえてきた。どうやら声の主はこちらに向かってきているみたいだ。
「こ、この声……は?」
『い……し……ウゥウウ……オデノモノ……』
「なんか……だんだん近づいて……」
『イジハ……オデノモノダアアアアアオオオオオオ!!!!』
鉱山の奥から得体の知らないバケモノが現れた。禍々しい雰囲気を纏ったその怪物は仕切りに何かを呟いているようだ。なんだ、黒ルフじゃないか……こいつ堕天してるってことだよな?しかし何故この世界で堕天なんて……。しかもコイツ『石』と言わなかったか?もしかするとコイツがきた先に魔法石があるのかも知れない。しかしアイツの姿を見た途端、デュースとエース、そしてグリムが逃げ出した。しかもデュースとエースは何故か自分を引っ張って逃げるものだから自分まで逃げる羽目に。コイツらなりに気を使ってくれたようだ。
「なんだあのヤバイの!?」
「ぶなああああ!!あんなの居るなんて聞いてねーんだゾ!!はよ逃げろ!」
「落ち着けグリム。アイツ仕切りに石がどうのと言っていた、もしかしたらあのバケモノがきた先に魔法石があるかも知れないぞ」
「えぇっ!?」
『イジ……イジ、ハ……ワダサヌ……!!!』
「はぁ、仕方ない。君たちは下がっていろ」
「は、はぁ?!お前こそ魔法も使えないのにあんなバケモノどうすんだよ!」
バケモノは自分たちを追いかけてきたようだ。このバケモノが追いかけてきたということは、よほどこの鉱山から出ていって欲しいらしい。ますますこの先に魔法石があるかもしれないという期待が出てきた。けれどこのバケモノをアイツら3バカだけで相手するのは少々分が悪い。ならば自分がこのバケモノを相手しないとダメだなと思い、みんなに下がれというとエースが噛み付いてきた。
「……フフ、確かに自分は魔法を使えないことになっているが、いつ自分が魔法を使えないなんて言った?来い !杖!」
自分が呪文を唱えると羽織っていた白いロングコートのポケットから杖が出てくる。そんな光景をみた3人は口をそれえて驚いていた、驚き過ぎて開いた口が塞がっていないぞ。
「お、おま……それ……」
「話はあとだ。このバケモノを片付けなきゃな」
『カエレ!カエレ!!カエレ!!!』
バケモノは敵意むき出しで自分たちに仕切りに帰れと行ってくるが帰るわけにはいかない。学園へ追い出されれば帰る手がかりすらなくなってしまうのだ、そんなの絶対嫌に決まっているだろう。さあ、バケモノかかって来い。創世の魔法使いの『マギ』が相手してやろう。
「ここもゴーストがうろうろしてるなんてな」
「しかしユウのおかげで襲われずにすんだな。このまま先を急ぐぞ」
「偉そうに命令しないでほしーんだけど。大体、お前があんな馬鹿な真似しなきゃこんなことになんなかったのに」
「元はと言えばお前が掃除をさぼったのが原因だろう!」
「それを言ったら、最初にハートの女王の像を燃やしたのはそこの毛玉だぜ!」
「ふな゛っ!オマエがオレ様を馬鹿にしたから悪いんだゾ!」
コイツらは口喧嘩してないと生きてられないのか?そこまでして自身が優秀だと知らしめたいのか?ならもう少しやり方を考えろ、お前たちのやり方じゃ一生認められるわけないだろ、と思いながら3人の言い合いを眺める。なんと醜い言い争いなのだろうか、とてもくだらない。
「お前たち!今の状況がわかってるのか?朝までに魔法石を持って帰れなければ、僕たちは退学なんだぞ!」
「だ〜から、さっきから一々仕切んなよ。ムカつくなぁ」
「……ん?お、おい3人とも。何かいるみたいだよ」
『……さぬ……うぅ……ぬ……』
何かの気配をいち早く察知した自分は未だ言い争いを続ける3人を静止したが、自分の声に続くように自分たちではない誰かの声が聞こえてきた。どうやら声の主はこちらに向かってきているみたいだ。
「こ、この声……は?」
『い……し……ウゥウウ……オデノモノ……』
「なんか……だんだん近づいて……」
『イジハ……オデノモノダアアアアアオオオオオオ!!!!』
鉱山の奥から得体の知らないバケモノが現れた。禍々しい雰囲気を纏ったその怪物は仕切りに何かを呟いているようだ。なんだ、黒ルフじゃないか……こいつ堕天してるってことだよな?しかし何故この世界で堕天なんて……。しかもコイツ『石』と言わなかったか?もしかするとコイツがきた先に魔法石があるのかも知れない。しかしアイツの姿を見た途端、デュースとエース、そしてグリムが逃げ出した。しかもデュースとエースは何故か自分を引っ張って逃げるものだから自分まで逃げる羽目に。コイツらなりに気を使ってくれたようだ。
「なんだあのヤバイの!?」
「ぶなああああ!!あんなの居るなんて聞いてねーんだゾ!!はよ逃げろ!」
「落ち着けグリム。アイツ仕切りに石がどうのと言っていた、もしかしたらあのバケモノがきた先に魔法石があるかも知れないぞ」
「えぇっ!?」
『イジ……イジ、ハ……ワダサヌ……!!!』
「はぁ、仕方ない。君たちは下がっていろ」
「は、はぁ?!お前こそ魔法も使えないのにあんなバケモノどうすんだよ!」
バケモノは自分たちを追いかけてきたようだ。このバケモノが追いかけてきたということは、よほどこの鉱山から出ていって欲しいらしい。ますますこの先に魔法石があるかもしれないという期待が出てきた。けれどこのバケモノをアイツら3バカだけで相手するのは少々分が悪い。ならば自分がこのバケモノを相手しないとダメだなと思い、みんなに下がれというとエースが噛み付いてきた。
「……フフ、確かに自分は魔法を使えないことになっているが、いつ自分が魔法を使えないなんて言った?
自分が呪文を唱えると羽織っていた白いロングコートのポケットから杖が出てくる。そんな光景をみた3人は口をそれえて驚いていた、驚き過ぎて開いた口が塞がっていないぞ。
「お、おま……それ……」
「話はあとだ。このバケモノを片付けなきゃな」
『カエレ!カエレ!!カエレ!!!』
バケモノは敵意むき出しで自分たちに仕切りに帰れと行ってくるが帰るわけにはいかない。学園へ追い出されれば帰る手がかりすらなくなってしまうのだ、そんなの絶対嫌に決まっているだろう。さあ、バケモノかかって来い。創世の魔法使いの『マギ』が相手してやろう。