Welcome to the Villains' world
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逃げ出したグリムを追いかけて自分たちは大食堂へと戻ってきた。入学式のときも思ったがグリムは小柄な体型を利用しているので中々にすばしっこい。だからなのかエースやデュースの2人は少々手こずっている様子。だからといって手を貸したりはしないし、この2人なら惜しいところまでグリムを追い詰めたりと中々食らいついているので手助けする心配もなかったりする。まぁ何だか嫌な予感は拭い切れないが……。
「くそー!ちょろちょろしやがって!」
「へっへっへっ!捕まえるもんなら捕まえてみろ〜だゾ!」
「くっ、シャンデリアに登るとは卑怯だぞ!飛行魔法はまだ習っていないし……なにか挟んだり、捕まえたりする……ブツブツ……はっ、そうだ!」
「なにか良いアイデアが……って、おいおい、ちょい待ち!なんでマジカルペンこっちに向けてんの!?」
「お前を投げればいいんだ!」
「おい、デュースくん早まるな!」
自分の静止も聞かずデュースはマジカルペンと呼ばれるペンのような、なんだかとても見覚えがあるような、例えばセーラー服を来た女子中学生たちが持っていた変身ペンに似ているようものをエースに向けて魔法をかけた。自分の嫌な予感は的中したようだ……。
「冗談でしょ!?うわわわっ!浮かすな!オレのこと投げる気かよ!?やめろマジで!」
「しっかり捕まえろよ。よく狙って……いくぞ!」
「ぎええええええええ!!」
「ふな゛あああ!!!!????」
「あーあ……」
デュースがエースを魔法で宙に浮かせそのままシャンデリアに向かって投げてしまう。ドンガラガッシャーンという音とともにグリムが登っていたシャンデリアは落ちてしまう。まさかエースが飛んでくるとはグリム自身も予想外だったようで反応が遅れてしまいシャンデリアと一緒に落ちてしまった。これ絶対学園長がすぐに騒ぎを聞きつけて駆けつけてくるぞ……。
「ォエッ!ゲホッゲホッ!!信じらんねぇ!」
「ふにゃぁあぁ……」
「し、しまった!捕まえた後の着地のことを考えてなかった……」
「いやこれは着地以前の問題だろ……」
エースを浮かせられるのであれば投げる必要性は皆無だったのでは?何故そこで投げるという発想に至ってしまったのか、そのまま浮かせた状態でグリムがいたシャンデリアまでそのまま浮かせればよかったのに。デュースが少々抜けていると思っていたが撤回しよう、彼もエースたちと同じで馬鹿だな。するとエースがデュース向かってものすごい剣幕で怒鳴るがその気持ちも無理はないだろう、本人もまさかシャンデリアへ投げられるとは思っていなかったのだろう。一歩間違えていたら大怪我になる大惨事だ。今回はこの大食堂に人はいなかったから良かったものの、人がいればその人は巻き添い被害になっていただろう。それでもしもその人が障害を負ってしまえば責任を取らないといけないのはデュースなのだ。本当にこの学園は大丈夫なのか?こんな奴らばっかりなのか?
「おっま……バッッッカじゃねぇの!!!!????グリムは捕まえたけど、シャンデリアぶっ壊したのが学園長に知られたら……」
「君たちはシャンデリアのことしか頭にないのか……」
「知られたら……なんですって?」
シャンデリアのことしか頭にない馬鹿共に飽きれて頭を抱えていると、騒ぎを駆け付けた学園長が自分たちの背後に立っていた。来るだろうなとは安易に想像できたのでこの馬鹿共みたいには驚かない。
「あ……学園長……」
「あ〜な〜た〜た〜ち〜は〜〜〜〜ッ!一体なにをしているんですか!!!!」
「ふにゃぁあぁ……目が回るんだゾ〜〜」
「石像に傷を付けただけでは飽き足らず、シャンデリアまで破壊するなんて!もう許せません。全員、即刻退学です!」
「ええええええ~~~〜っ!!??」
は?怒るところはそこなのか?いやシャンデリアを壊したことについて怒られるのは当然のことではあるが、もっと他に怒るべきところがあるだろう。一歩間違えれば大怪我になっていたんだぞ?学園だってそんなことになってしまえば大問題だというのにこの学園長はシャンデリアのことで腹を立ててるのか?あー、飽きれた。コイツらは馬鹿だ、馬鹿なんだ。馬鹿だ馬鹿だとは思っていたがこれほどまでとはな……。
「そんな!どうかそれだけはお許しください!俺はこの学校でやらなきゃいけないことがあるんです!」
「馬鹿な真似をした自分を恨むですね」
確かに馬鹿な真似だろう。それは本当にその通りだと思うが、この学園長が言っている馬鹿なことと自分が言っている馬鹿なことには明らかな違いがある。学園長はシャンデリアを壊すことについての馬鹿のことと、自分はシャンデリアに対してもだが怪我でもしたらどうするつもりだの馬鹿なことだ。学園長は教職者の鑑とかなんとか言っていたが、シャンデリアにしか頭が回らないなんてそんなの教職者の鑑とは言えないだろう。
「許していただけるなら弁償でもなんでもします!」
「このシャンデリアはただのシャンデリアではありません。魔法を動力源とし永遠に尽きない蝋燭に炎が灯る魔法のシャンデリア。伝説の魔法道具マイスターに作らせた逸品です。学園設立当時からずっと大切に受け継がれてきたというのに……歴史的価値を考えれば10億マドルは下らない品物ですよ。それを弁償できるとでも?」
「じゅ、10億マドル……!?」
「で、でもさ。先生の魔法でパパッと直せちゃったりとか……」
「魔法は万能ではありません。しかも、魔法道具の心臓とも呼べる魔法石が割れてしまった。魔法石に2つと同じものはない。もう二度とこのシャンデリアに光が灯ることはないでしょう」
「そんなぁ……」
学園長の言葉を聞いて落胆するエースとデュース。それだけ値打ちものだということは分かったが金と人の一生、生命が買えてたまるか。はぁイライラする。
「ちくしょう……なにやってんだ俺は……母さんになんて言えば……」
「……そうだ、1つだけ。1つだけ、シャンデリアを直す方法があるかもしれません」
「えっ!?」
「このシャンデリアに使われた魔法石は、ドワーフ鉱山で採掘されたもの。同じ性質を持つ魔法石が手に入れば修理も可能かもしれません」
「僕、魔法石を取りに行きます!行かせてください!」
「ですが、鉱山に魔法石が残っている確証はありません。閉山してしばらく経ちますし、魔法石が全て掘り尽くされてしまっている可能性も高い」
「退学を撤回してもらえるなら、なんでもします!」
デュースの熱意に根負けた学園長はある条件を出して自分たちをドワーフ鉱山とやらにいって魔法石を取りに行ってこいと指示をした。ドワーフ鉱山って、まさか白雪姫の……
「……いいでしょう。では一晩だけ待って差し上げます。明日の朝までに魔法石を待って帰ってこられなければ君たちは退学です」
「はい……!ありがとうございます!」
「はーぁ。しゃーねえ。んじゃパパッと行って魔法石を持って帰ってきますか」
「ドワーフ鉱山までは鏡の間の扉 を利用すればすぐに到着できるでしょう」
「はい!」
「ハッ!な、なんだぁ……?オレ様は一体なにを……」
鏡の間へと一足先に向かったデュースとエースたち。その直後に気絶していたグリムが起きた。はぁなんでこんなことになってしまったのか……。メランコリックになりながらも自分とグリムはデュースとエースを追いかけて鏡の間へとやってきた。
「あ〜あ……なんっでこんなことになっちゃったかなぁ。ついてなさすぎ……」
「ぶつぶつ言っている時間はない。行くぞ!闇の鏡よ!僕たちをドワーフ鉱山へ導きたまえ!」
デュースがそう闇の鏡に向かっていい、鏡の奥から一筋の光が現れたかと思うとその光は一気に明るくなり眩い光へと変わる。その光は自分たちを包んでいるようだった。
「くそー!ちょろちょろしやがって!」
「へっへっへっ!捕まえるもんなら捕まえてみろ〜だゾ!」
「くっ、シャンデリアに登るとは卑怯だぞ!飛行魔法はまだ習っていないし……なにか挟んだり、捕まえたりする……ブツブツ……はっ、そうだ!」
「なにか良いアイデアが……って、おいおい、ちょい待ち!なんでマジカルペンこっちに向けてんの!?」
「お前を投げればいいんだ!」
「おい、デュースくん早まるな!」
自分の静止も聞かずデュースはマジカルペンと呼ばれるペンのような、なんだかとても見覚えがあるような、例えばセーラー服を来た女子中学生たちが持っていた変身ペンに似ているようものをエースに向けて魔法をかけた。自分の嫌な予感は的中したようだ……。
「冗談でしょ!?うわわわっ!浮かすな!オレのこと投げる気かよ!?やめろマジで!」
「しっかり捕まえろよ。よく狙って……いくぞ!」
「ぎええええええええ!!」
「ふな゛あああ!!!!????」
「あーあ……」
デュースがエースを魔法で宙に浮かせそのままシャンデリアに向かって投げてしまう。ドンガラガッシャーンという音とともにグリムが登っていたシャンデリアは落ちてしまう。まさかエースが飛んでくるとはグリム自身も予想外だったようで反応が遅れてしまいシャンデリアと一緒に落ちてしまった。これ絶対学園長がすぐに騒ぎを聞きつけて駆けつけてくるぞ……。
「ォエッ!ゲホッゲホッ!!信じらんねぇ!」
「ふにゃぁあぁ……」
「し、しまった!捕まえた後の着地のことを考えてなかった……」
「いやこれは着地以前の問題だろ……」
エースを浮かせられるのであれば投げる必要性は皆無だったのでは?何故そこで投げるという発想に至ってしまったのか、そのまま浮かせた状態でグリムがいたシャンデリアまでそのまま浮かせればよかったのに。デュースが少々抜けていると思っていたが撤回しよう、彼もエースたちと同じで馬鹿だな。するとエースがデュース向かってものすごい剣幕で怒鳴るがその気持ちも無理はないだろう、本人もまさかシャンデリアへ投げられるとは思っていなかったのだろう。一歩間違えていたら大怪我になる大惨事だ。今回はこの大食堂に人はいなかったから良かったものの、人がいればその人は巻き添い被害になっていただろう。それでもしもその人が障害を負ってしまえば責任を取らないといけないのはデュースなのだ。本当にこの学園は大丈夫なのか?こんな奴らばっかりなのか?
「おっま……バッッッカじゃねぇの!!!!????グリムは捕まえたけど、シャンデリアぶっ壊したのが学園長に知られたら……」
「君たちはシャンデリアのことしか頭にないのか……」
「知られたら……なんですって?」
シャンデリアのことしか頭にない馬鹿共に飽きれて頭を抱えていると、騒ぎを駆け付けた学園長が自分たちの背後に立っていた。来るだろうなとは安易に想像できたのでこの馬鹿共みたいには驚かない。
「あ……学園長……」
「あ〜な〜た〜た〜ち〜は〜〜〜〜ッ!一体なにをしているんですか!!!!」
「ふにゃぁあぁ……目が回るんだゾ〜〜」
「石像に傷を付けただけでは飽き足らず、シャンデリアまで破壊するなんて!もう許せません。全員、即刻退学です!」
「ええええええ~~~〜っ!!??」
は?怒るところはそこなのか?いやシャンデリアを壊したことについて怒られるのは当然のことではあるが、もっと他に怒るべきところがあるだろう。一歩間違えれば大怪我になっていたんだぞ?学園だってそんなことになってしまえば大問題だというのにこの学園長はシャンデリアのことで腹を立ててるのか?あー、飽きれた。コイツらは馬鹿だ、馬鹿なんだ。馬鹿だ馬鹿だとは思っていたがこれほどまでとはな……。
「そんな!どうかそれだけはお許しください!俺はこの学校でやらなきゃいけないことがあるんです!」
「馬鹿な真似をした自分を恨むですね」
確かに馬鹿な真似だろう。それは本当にその通りだと思うが、この学園長が言っている馬鹿なことと自分が言っている馬鹿なことには明らかな違いがある。学園長はシャンデリアを壊すことについての馬鹿のことと、自分はシャンデリアに対してもだが怪我でもしたらどうするつもりだの馬鹿なことだ。学園長は教職者の鑑とかなんとか言っていたが、シャンデリアにしか頭が回らないなんてそんなの教職者の鑑とは言えないだろう。
「許していただけるなら弁償でもなんでもします!」
「このシャンデリアはただのシャンデリアではありません。魔法を動力源とし永遠に尽きない蝋燭に炎が灯る魔法のシャンデリア。伝説の魔法道具マイスターに作らせた逸品です。学園設立当時からずっと大切に受け継がれてきたというのに……歴史的価値を考えれば10億マドルは下らない品物ですよ。それを弁償できるとでも?」
「じゅ、10億マドル……!?」
「で、でもさ。先生の魔法でパパッと直せちゃったりとか……」
「魔法は万能ではありません。しかも、魔法道具の心臓とも呼べる魔法石が割れてしまった。魔法石に2つと同じものはない。もう二度とこのシャンデリアに光が灯ることはないでしょう」
「そんなぁ……」
学園長の言葉を聞いて落胆するエースとデュース。それだけ値打ちものだということは分かったが金と人の一生、生命が買えてたまるか。はぁイライラする。
「ちくしょう……なにやってんだ俺は……母さんになんて言えば……」
「……そうだ、1つだけ。1つだけ、シャンデリアを直す方法があるかもしれません」
「えっ!?」
「このシャンデリアに使われた魔法石は、ドワーフ鉱山で採掘されたもの。同じ性質を持つ魔法石が手に入れば修理も可能かもしれません」
「僕、魔法石を取りに行きます!行かせてください!」
「ですが、鉱山に魔法石が残っている確証はありません。閉山してしばらく経ちますし、魔法石が全て掘り尽くされてしまっている可能性も高い」
「退学を撤回してもらえるなら、なんでもします!」
デュースの熱意に根負けた学園長はある条件を出して自分たちをドワーフ鉱山とやらにいって魔法石を取りに行ってこいと指示をした。ドワーフ鉱山って、まさか白雪姫の……
「……いいでしょう。では一晩だけ待って差し上げます。明日の朝までに魔法石を待って帰ってこられなければ君たちは退学です」
「はい……!ありがとうございます!」
「はーぁ。しゃーねえ。んじゃパパッと行って魔法石を持って帰ってきますか」
「ドワーフ鉱山までは鏡の間の
「はい!」
「ハッ!な、なんだぁ……?オレ様は一体なにを……」
鏡の間へと一足先に向かったデュースとエースたち。その直後に気絶していたグリムが起きた。はぁなんでこんなことになってしまったのか……。メランコリックになりながらも自分とグリムはデュースとエースを追いかけて鏡の間へとやってきた。
「あ〜あ……なんっでこんなことになっちゃったかなぁ。ついてなさすぎ……」
「ぶつぶつ言っている時間はない。行くぞ!闇の鏡よ!僕たちをドワーフ鉱山へ導きたまえ!」
デュースがそう闇の鏡に向かっていい、鏡の奥から一筋の光が現れたかと思うとその光は一気に明るくなり眩い光へと変わる。その光は自分たちを包んでいるようだった。