Welcome to the Villains' world
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「ふぅむ……実は入学式騒動のときから私の教育者としてのカンが言っているんですよねぇ。ユウさんには調教師や猛獣使い的な素質があるのではないか、と。しかし……ブツブツ……」
やっぱり嫌な予感が的中した気がする。しかも人を調教師や猛獣使い呼ばわりなんて失礼だな。教育者としてカンが言っているとか言っておきながら、いやでもこの人がそんな力があるのか?とかブツブツ言ってるのが聞こえてるんだがこの人は隠す気はないだろうか。
「学園長、グリムはこの学園に通いたがっているみたいで、入学式にあれほどコテンパンにやられておきながら懲りずにこうして学園に侵入してるんですよ」
グリムのことは別にどうでもいいのだが、このまま放っておいたとしても諦めず、執拗く自分の周りに出没しては学園に入れろとのたうち回るだろう。どうして自分に言うのかよく分からないが。だから早いうちに面倒な芽は詰んでおこうと思い、学園長にグリムのことを言ってみた。
「なんですって?モンスターが?」
「多分このまま放っておいても性懲りもなくまた学園に侵入すると思いますけど?」
「……ふぅ……仕方ありませんね、いいでしょう」
「ふな゛っ!?本当かっ!?」
あからさまに喜ぶグリムを見て、なんて現金なヤツと思うのも無理はないと思う。全くこれでようやくこの猫から解放されると思うと嬉しい限りではあるのだけれど。しかし自分の考えは甘かったようだ、学園長の言葉で自分の喜びは絶望へと変わる。
「しかし。闇の鏡に選ばらなかった……しかもモンスターの入学を許可するわけにはいきません。ユウさんについても、元の世界へ戻るまでただ居候をさせるわけにはいかない」
「なんだぁ……ぬか喜びなんだゾ……」
「まぁ、最後まで聞きなさい。ユウさんの魂を呼び寄せてしまったことに関しては、闇の鏡を所有する学園にも責任の一端はある。取り敢えず当面の宿については、ここを無料でご提供してます。ですが、衣食住については自分で支払って頂かねばなりません。手ぶらの貴方が差し出せるものと言ったら……ふふ、そうだ。こうしましょう、学内整備などの雑用をこなしてもらうだけです。ユウさんは見たところ、掃除の腕は確かのようですし?ひとまず2人1組で『雑用係』はいかかです?」
な、なんだって!こ、こいつと2人1組!?やっとこの猫から解放される思ったのにあんまりだ……。雑用係については文句はないのだけれど、それでもこれと一緒だなんて……
「そうすれば特別に学内に滞在することを許可して差し上げます。元の世界に帰るための情報集めや学習のために図書館の利用も許可しましょう。私、優しいので。ただし仕事が終わってから、ですよ」
この言い草からして自分への拒否権はない。潔く諦めてこのグリムと一緒に帰る間まで過ごすしかないか……。グッバイ自分の静かなる生活……。けれどグリムはそれでも納得が行かず学園長に猛抗議する。でもグリムが学園長に抗議したとしても学園長に言い汲められる気がするけどな。
「ええ〜!?そんなのいやなんだゾ!オレ様もあのカッケー制服着て生徒になりたいんだゾ〜!」
「不満ならば結構。また外に放り出しすだけです」
「ふな゛っ!?わ、分かった!やればいいんだろ、やれば!」
「自分は意義なしです」
「よろしい、では2人とも。明日からナイトレイブンカレッジの雑用係として励むように!」
やっぱり学園長に言い汲められてるじゃんグリム。はぁ、先が思いやられるな……。それから自分たちは学園長が持ってきてくれ夕食を食べながら自分の部屋を確保し、軽く片付けをして休息を取った。何故かグリムまで自分の部屋に居座っていて、しかも一緒に寝るなんて思わなかったけれど。
やっぱり嫌な予感が的中した気がする。しかも人を調教師や猛獣使い呼ばわりなんて失礼だな。教育者としてカンが言っているとか言っておきながら、いやでもこの人がそんな力があるのか?とかブツブツ言ってるのが聞こえてるんだがこの人は隠す気はないだろうか。
「学園長、グリムはこの学園に通いたがっているみたいで、入学式にあれほどコテンパンにやられておきながら懲りずにこうして学園に侵入してるんですよ」
グリムのことは別にどうでもいいのだが、このまま放っておいたとしても諦めず、執拗く自分の周りに出没しては学園に入れろとのたうち回るだろう。どうして自分に言うのかよく分からないが。だから早いうちに面倒な芽は詰んでおこうと思い、学園長にグリムのことを言ってみた。
「なんですって?モンスターが?」
「多分このまま放っておいても性懲りもなくまた学園に侵入すると思いますけど?」
「……ふぅ……仕方ありませんね、いいでしょう」
「ふな゛っ!?本当かっ!?」
あからさまに喜ぶグリムを見て、なんて現金なヤツと思うのも無理はないと思う。全くこれでようやくこの猫から解放されると思うと嬉しい限りではあるのだけれど。しかし自分の考えは甘かったようだ、学園長の言葉で自分の喜びは絶望へと変わる。
「しかし。闇の鏡に選ばらなかった……しかもモンスターの入学を許可するわけにはいきません。ユウさんについても、元の世界へ戻るまでただ居候をさせるわけにはいかない」
「なんだぁ……ぬか喜びなんだゾ……」
「まぁ、最後まで聞きなさい。ユウさんの魂を呼び寄せてしまったことに関しては、闇の鏡を所有する学園にも責任の一端はある。取り敢えず当面の宿については、ここを無料でご提供してます。ですが、衣食住については自分で支払って頂かねばなりません。手ぶらの貴方が差し出せるものと言ったら……ふふ、そうだ。こうしましょう、学内整備などの雑用をこなしてもらうだけです。ユウさんは見たところ、掃除の腕は確かのようですし?ひとまず2人1組で『雑用係』はいかかです?」
な、なんだって!こ、こいつと2人1組!?やっとこの猫から解放される思ったのにあんまりだ……。雑用係については文句はないのだけれど、それでもこれと一緒だなんて……
「そうすれば特別に学内に滞在することを許可して差し上げます。元の世界に帰るための情報集めや学習のために図書館の利用も許可しましょう。私、優しいので。ただし仕事が終わってから、ですよ」
この言い草からして自分への拒否権はない。潔く諦めてこのグリムと一緒に帰る間まで過ごすしかないか……。グッバイ自分の静かなる生活……。けれどグリムはそれでも納得が行かず学園長に猛抗議する。でもグリムが学園長に抗議したとしても学園長に言い汲められる気がするけどな。
「ええ〜!?そんなのいやなんだゾ!オレ様もあのカッケー制服着て生徒になりたいんだゾ〜!」
「不満ならば結構。また外に放り出しすだけです」
「ふな゛っ!?わ、分かった!やればいいんだろ、やれば!」
「自分は意義なしです」
「よろしい、では2人とも。明日からナイトレイブンカレッジの雑用係として励むように!」
やっぱり学園長に言い汲められてるじゃんグリム。はぁ、先が思いやられるな……。それから自分たちは学園長が持ってきてくれ夕食を食べながら自分の部屋を確保し、軽く片付けをして休息を取った。何故かグリムまで自分の部屋に居座っていて、しかも一緒に寝るなんて思わなかったけれど。