まもうさちびSSログ

あたし、月野こうさぎ9才、しょーさん。
ひょんな事から、せぇらぁ戦士ってのになったけど、もちろんパパやママ、それにおねーちゃんにはないしょ☆

きょーは楽しいひな祭り♡なんだけど、実はこの日はいつもちょっとおねーちゃんいわくくーきってやつが重いらしい。
だからおねーちゃんも気持ちが重くなるみたい。

なんでくーきが重いのかってのは、パパとママのことだ。
がくせーの時に付き合って、早くに結婚したパパとママは今でもとっても仲良しだ♪
あたしもしょーらいはパパとママみたいに仲良しなふーふになりたいなーなんて理想にしている。

そんならぶらぶなパパとママが唯一仲良くないのがこの日の夜だ。

実は、ひな祭りはママのお古の立派なおひな様をママが一日かけて飾ってくれるの。
でも、パパがせっかくピンク色の髪の毛の女の子が産まれたんだから新しく買うことをてーあんしたみたい。
だけど、ママはママのパパが買ってくれたこの雛人形がいいって聞かなくて、実家から嫁入りどーぐとして持ってきたらしい。
パパはお医者さんっていってこーきゅー鳥ってゆー鳥さんらしくて、同じような立派なのが買えるって言ったけど、ママが押してパパが折れることになったみたい。なんでも、この雛人形にはママの想い出が詰まっていて、大切なものなんだとか。
パパがなんと言おうと首を縦に振らなず、ゆずらなかったみたい。こー見えてママは押しが強い!がも強い。

でも、これが仲良くなくなるげーいんって奴じゃないの。その事はパパは気にしてなくて、よーごは。ママの気持ちを村長したいって楽しそうに毎年話して聞かせてくれるの。

じゃあ何がげーいんかって?それを今からはなすから、もう少しおつき合いよろしく♪

では、本題ってやつをかたります!

ひな祭りとーじつの夜、8時頃の話。

「さて、家事も済ませたし、そろそろ雛人形の片付けでもしますか!」

家事の全てが終わると、ママはそう気合いを入れておひな様が飾られている二階のお部屋へと向かうの。
その後ろから、パパが慌てて一緒について行く。

「はぁー」

それを見ておねーちゃんが大きなため息を着く。
重いくーきってやつになっているのかな?あたしにはまだよく分からないし、これからも分かるか分かんない。

「見てこよっと☆」
「アンタは気楽でいいわよねぇ……」

おねーちゃんが何か言ったけど、パパとママが気になったから気にとめなかった。

二階に行くと何やら大きな声が聞こえてきた。ろーかにまで聞こえる大きな声。どーしたんだろう?

「うさ、また今日しまってしまうのか?」
「勿論よ!早ければ、早い方がいいでしょ?」
「明日にしないか?」
「もう、まもちゃん!いつか来る未来よ?いい加減に観念して」
「でもなぁ……」
「ちびうさもこうさぎも私だって可愛いわ」

会話にあたしとおねーちゃんの名前があがってきた。なんの話しだろ?未来とか言ってた。

「でも、いつかは私たちから卒業して幸せになってもらいたいの。私がまもちゃんと出会って恋に落ちて結婚したみたいに!」
「それは分かるが、何も毎年当日の夜にしまい込む事無いだろ?いつもはグータラしてるのに、これだけは早い」
「まもちゃんには私がいるでしょ!文句ある?」
「それとこれとは別だ!寧ろ、文句しかない!」
「結婚したとしても、私たちの可愛い娘たちよ?」
「勿論だ!誰にも渡さん」
「いや、だーかーらー振り出しに戻ってんじゃん!」
「ちびうさもこうさぎも俺のものだ!」
「まもちゃんのわからず屋!」
「うさの意地悪!」

怒鳴り声が止んだと思ったら、階段を上る音がした。

「やっぱりやってるわね……」

おねーちゃんが登ってきた。

「現にちびうさには彼氏がいる」
「そりゃあ中3だもん。私もまもちゃんと付き合ってたわ。それに、認めてたじゃない」
「認めはしたが、結婚していいとは言ってない!」
「まだ学生だから、当然でしょう……」
「でも、きっと早い!最近は彼氏彼氏で反抗期も始まって目も合わせてくれない。あんなにパパ、パパって言って将来はパパと結婚するって言ってたのに」
「それはどの家庭でも通る道よ。私もパパと結婚するって言ってたし」

むつかしいはなしで、あたしには全然理解出来ないでいた。
けど、横で聞いていたおねーちゃんは理解しているみたいで、目に見えてイライラしている。これ、さっきパパが言ってたはんこーきってやつかな?

「ったく、いつの話をしてるんだか!」

そー捨て台詞を吐いておねーちゃんはこの場を後にした。

「ほら、カエルの子はカエルじゃないか!明日にでもいなくなる……」
「だから、気が早いっしょ?メンタル弱すぎよ!強くもって!」
「うさに男親の気持ちなんて分からんよ」

ブチッと何かが切れる音がどこからともなくしてきた。なに?なんかこわい!

「どーせ!分かんないわよ!いーわよ!いつまでもウジウジしてれば」
「……言いすぎた。すまない」
「まもちゃんの気持ちはよーく分かったわ。だけど、片付けは今日のうちにするから罰として手伝って」
「……はい。手伝うから、俺を捨てないでくれ。下さい!」
「捨てたりしないから安心して。私にはまもちゃんしかいないもん。だからメンタル強く持ってね!」
「善処します」

なんだかよく分かんないけど、パパはママに逆らえないみたい。

今日もパパとママはらぶらぶです☆




おわり

20230303 うさぎの日&桃の節句

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