原作まもうさSSログ
『プレゼント』
「もうすぐまもちゃんの誕生日だね。ね?八月三日!何が欲しい?ほしいものなんでもいいわ考えといてね」
「何だ?急にそんなこと…」
急に誕生日プレゼントに何が欲しいと聞かれ、答えられなかった。
俺の誕生日やプレゼントの事を考えてくれてるだけで嬉しかったし、6歳の誕生日に両親を交通事故で無くしてから考えないようにしていたし、プレゼントをくれる人や気にしてくれる人もいなかった。
欲しいものは特に無いのも事実だけど、うさこが笑顔で俺の側にずっといてくれる事が1番のプレゼントだ。
それにうさこからのプレゼントはもうとっくに貰っている。
付き合う前、まだうさことセーラームーンが同じだと一致していなかった時にプリンセスD来日記念で開かれた舞踏会の会場で拾った「2年1組月野うさぎ」と書かれたハンカチ。
いつかうさこが持ってた懐中時計とトレードしようと言っていたけど、結局色々あり過ぎてトレードし損ねてしまいまだ持っていた。
そしてもう1つは…。
メタリア戦でうさこから聖剣で刺された傷が一生傷として残っていた。
あの時は石になった四天王が剣先をとめてくれたと思っていたけど、致命傷にならない、傷になる程度には貫いていたようでメタリア戦後しばらく経ってから傷が出来ていることに気づいた。
治らないその傷を見る度にうさこの事を思い出し、愛おしくなる。
そしてうさこを一生大切にしていこうと心が引き締まる。そんな事を思っていると知ったら君はどう思うだろうか?
うさこからの故意に送られた一生のプレゼントを見ながら誓う
一生愛してる、うさこ
おわり
『地場衛であいうえお作文』
小さい頃に交通事故で両親と死に別れ、記憶喪失になりどうすればいいか希望を失って入院していた時
薔薇の花を持って「うんとね、うさちゃん、お姉ちゃんになったの。おとおとが産まれたの」と無邪気な笑顔で話しかけてくれた君。その時お互い自己紹介などしなかったけれど
またいつか必ず会えると何処かで思っていたし、信じていた。それから11年後にあった君が最初その人とは気づかなかったけれど、初めて会ったあの瞬間から運命を感じていた。セーラームーンだからとか以前に理屈を超えて君という人に惹かれていた。まさか君がセレニティの生まれ変わりで、自分がエンディミオンの生まれ変わりで叶わぬ恋をしていたとは、記憶が戻った時は驚いたけど、また君と恋が出来て嬉しいよ。でも今は前世や戦士と言う理屈を超えてただ月野うさぎと言う人が愛おしい。今度こそ2人で幸せになろう。
もう二度と離さない
瑠璃色の我が星地球に誓うよ。ずっと愛してるよ、うさこ
おわり
2020年度地場衛生誕祭用SS2作
本当はもう一つあるのですが、R18ものなので割愛