SuperS


第35話『闇の震源地デッドムーンサーカス』

演出:遠藤勇二
作画監督:伊東美奈子
脚本:山口亮太
放送日:1996年2月3日
レムレス:(道化師の群れ)


デッドムーンに立ち向かおうとするセーラームーン達の前にペガサスが現れ、今デッドムーンに向かっていってはいけないと言われ、力不足だと言いたいのかとジュピターは不満を露わにする。
力で倒せる相手では無い。夢見ることを忘れて捨てられた残骸から生まれたもの。捨てられた夢がある限り滅びることは無いと話す。
エリュシオンの祭司エリオス。人々の夢の力でデッドムーンを封印していたが、弱まってネヘレニアが地上をも呪おうとしている。それを封印するにはゴールデンクリスタルを発動させるしかないと話し、角がゴールデンクリスタルだと見せる。
天空な星々を容易に吹き飛ばす程の力を持っていると聞いたマーキュリーは、仕切りにペガサスを探していたのはゴールデンクリスタルが狙いだったと知る。
ゴールデンクリスタルでデッドムーンをやっつければいいと簡単に言うヴィーナスに、ペガサスには使えない。解き放つことが出来る人を見つけなければならないとちびムーンが説明する。
解放してくれる人を探していたが、何処にも見つからなかったと言うと、大切な事をどうして相談してくれなかったのとムーンは問いかける。
ゴールデンクリスタルの事はエリュシオンの祭司にだけ伝わるもの。掟を破り、ちびムーンに話したと説明。ちびムーンこそがゴールデンクリスタルを解放してくれる人だと思ったから。暗闇に捕らわれた自分に光を投げかけてくれたから。
時間が無い。ゴールデンクリスタルを解放する人を探して欲しいと言い残してペガサスは消えてしまう。
タキシード仮面は益々苦しむ。

ネヘレニアは、エリオスの魂が誰かと交信しているのを見て、怒りを露わにする。

マンションのベッドで苦しんで寝込む衛は、ペガサスの声が聞こえたと言う。
ペガサス曰く、地球を守護星に持つ体は地上と同調してしまっているとの事。蜘蛛の巣が蝕む度に衛の体は苦しくなると吐露する。
そんな衛の姿にちびうさは、ゴールデンクリスタルの力を解放出来ないことを攻めて落ち込む。ゴールデンクリスタルの力が無くてもみんなで力を合わせれば怖くないとまこと達は慰める。
女王ネヘレニアをやっつけに行こうと指揮を執る美奈子に、衛のマンションを後にするレイ達。
うさぎだけは衛の所に残り、心配する。大変な時に寝込んでしまいった事を謝る衛。
そんな衛に「あなたの苦しみは私の苦しみ」だと言って慰め、キスをして敵地へと向かう。

ちびうさがマンションから出るとレムレス達がいっぱい徘徊。ちびうさが止めるよう大声で叫ぶと、止まるが開けられた道の向こうにサーカステントが見える。正面からどうぞという事らしい。
カルテットが空中から登場し、歓迎すると言われ、遠慮なくと言って全員変身する。

ちび「私たちの街、十番街をジャングルぐるぐる蜘蛛の糸で汚す悪いヤツ」
ムーン「その上、私のまもちゃんを苦しめるなんて許せない」
ヴィーナス「私たち、愛と正義のセーラーチームが、月に代わってお仕置きよ!」

アリーナ席を用意して待っていると言って去って行くカルテット。
マーズ達は各々の技でレムレスを倒し、テントまで進んで行く。

その様子をテントの中で見ていたカルテットは、アリーナどころか楽屋まで乗り込んできそうなほど強いと零す。
そんなカルテットの前にネヘレニアが鏡の中から登場する。セーラー戦士を一発で倒せる強い魔法をねだるカルテットに、上等な力をやると言い、アマゾンストーンを強化してやる。

テントの中に入ったセーラー戦士達は、自動で移動する。
そんな中、マーキュリーはちびムーンに、子供の頃、羽根の生えた白い馬を見たような気がしたと言う。その言葉を歯切りに他のメンバーもペガサスな夢を見ていたと思い出す。
子供の頃誰もが見た夢だと言うムーン達にちびムーンは、夢じゃなくて一緒に悩んだり笑ったり楽しかった。友達になれて嬉しかった。力になってあげたかったと反論する。
ペガサスは御伽噺だと言い聞かせ、夢と引き換えに心の奥にしまいっぱなしにしていたとジュピター達。
今の気持ちを大切にしていればペガサスはずっと一緒にいてくれるとムーンはちびムーンに言う。

戦いの場に到着するとカルテットが出迎える。花形スター、カルテットオンステージが始まる。
ジュンジュンの球攻撃にジュピターが対応し切れず落とすと爆発して、傷だらけに。Wムーンはセレセレの花での目眩しに翻弄。パラパラの玉転がしで追いかけられ苦戦するマーズ。
Wムーンにベスベスが納豆攻撃をするのをヴィーナス達が庇うとネバネバが取れず苦戦する。
トドメを刺そうとするカルテットにちびムーンが止めてと叫ぶとクリスタルカリヨンが現れる。

ネヘレニアに捕らわれているエリオスが共鳴をしていた。ペガサスの宿主が近付いていると察知したネヘレニアは、誰だと探す。ちびムーンを映し出す鏡。

ちびムーンはカリヨンでペガサスを呼ぶと、ペガサスの聖なる光でネバネバが消える。ムーンは必殺技でカルテットにトドメを刺そうとするが、ジルコニアが前に立ちはだかってしまう。
そこにいる幻のペガサスを見たジルコニアは、夢の持ち主ごと捕獲すると言い、ジルコンを打ち込み、ちびムーンの夢の鏡を取り出す。
その鏡の中にペガサスが入って行く。
ペガサスの宿主を見付け、興奮するジルコニア。
ゴールデンミラーを見てウットリするカルテット。
鏡を自分の中に戻すちびムーンだが、鏡に閉じ込められてしまう。
衛がより一層の苦しむ。


次回予告

ムーン「ちびムーンを返しなさい!」
ネヘレニア「ふふふ、長きに渡る妾の恨み晴らす時。真の暗闇の恐ろしさを思い知るが良い」
ムーン「あなたの力がどんなに強くてもちびムーンもまもちゃんもこの星も私たちが守ってみせる!」
ネヘレニア「ふっお前たちに何が出来る?」

月の光は愛のメッセージ🌙*゚

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