SuperS


第34話『動き出した恐怖!闇の女王の魔手』

演出:佐々木憲世
作画監督:清山滋崇
脚本:吉村元希
放送日:1996年1月27日
レムレス:ーーー


肉体はこの手に堕ちたエリオスだが、誰の夢の中にいるのか中々ゴールデンミラーの持ち主を見つけられず、数百年に一度のチャンスにネヘレニアは焦る。
ジルコニア達に任せられないと鏡の中から出ようとするも、光に手を焦がされ出られない。
出られない事に怒り狂うネヘレニアは、地上を闇へと変えようとしていた。

ちびうさは、体操着に身を包みマラソン大会に嫌々向かう。うさぎ達はスタート地点でちびうさの応援をした後、クラウンへと向かう。
ゴール地点で待っていた衛とダイアナの元へちびうさは一着でゴールし、頑張りを労う。クラウンへと向かおうとする衛だが、いきなり倒れそうになる。心配するちびうさ達だが、心配いらないと言って歩き出す。

ゲーセンでゲームに夢中になっている美奈子達に亜美がそろそろ行こうと言うが、髪の毛に白髪がある事に気づいたうさぎが細かい事ばかり気にしすぎるからと白髪を取って見せる。
よく見ると白髪ではなく蜘蛛の糸だったが、この時期にどこで付いたのかと訝しがる。うさぎが上を見ると蜘蛛の巣があるが、高いところからどうやって付くのかとレイにつっこまれる。
外に出ると暗いと感じる五人。明るい所に出たからそう感じるだけだと言う亜美の言葉に気にせずパーラークラウンへと向かう。

到着するとちびうさが待っていて遅いと怒られ、そのまま完走したら奢ると約束していたうさぎは奢るだけ奢り、早々に外に出る事に。
衛も後ろからついて行こうとするが、また立ちくらみが。心配するうさぎに大丈夫だと言うが、ちびうさが今日は変だと指摘。心配するうさぎは衛の服にも蜘蛛の糸が付いていて、亜美が変だと感じる。
外の様子が気になり出てきた宇奈月は、蜘蛛がと言ううさぎにまたかと慣れたように対応。驚き聞くと、五つ目だと言う。冬なのに蜘蛛が多いのをいよいよおかしいと感じた亜美は、うさぎから蜘蛛の糸を受けとり、調べると言い出した。
美奈子は本当に暗くなっているような気がすると空を見上げて言う。

光り輝くものはネヘレニアの力で新月の闇に変えようとしていた。その闇に乗じ、ゴールデンミラーを探すようジルコニアに命令する。

その夜、ちびうさは部屋から見下ろす景色が蜘蛛の巣だらけで驚く。ペガサスが奴らが自分を捕まえるために闇を持ってきたと言う。
ゴールデン・クリスタルの力を解放する力を持つ人を探す使命があるため、さよならをしなければならないと言うペガサスに、一緒に探して見つけるからさよならなんて言わないでと涙ながらに訴えるが、ちびうさの身を危険に晒すのは嫌だと断ってしまう。
消えようとするペガサスに、スタリオンレーヴを強く捕まえて離さないと涙ながらにちびうさは、自分の夢の光が必要だと言うペガサスに夢を信じる限りいつも傍にいてくれると言ったから離さないと訴え続ける。

翌日、一晩で蜘蛛の糸に覆われた街を見たうさぎ達は驚きを隠せ無い。邪悪な気を感じると言うレイの言葉に、敵の仕業と察知した美奈子達は、戦うしかないと覚悟を決める。
亜美がポケコンでアジトを割り出した方向を見たうさぎ達は、テントがあり更に驚く。
サーカスの近くまで行くと笑い声が聞こえる。声の方向に行くと、カルテットが無差別に夢の鏡を取りだし、子供達を集めているところに遭遇。
何をしているのか聞くと、これが私たちの仕事だと言い、命が惜しければ邪魔するなと警告。どういう事か聞くと、カルテットは、敵の姿に変えて自己紹介をすると、うさぎ達はショックを受ける。
平然と子供達の夢の鏡を取りだして、ハズレの鏡を粗大ゴミに出そうと笑うカルテットにうさぎは腹を立て、戦う決意を固めて変身する。
その姿を見たカルテットは驚く。
ちび「光り輝く希望に満ちた子供達」
ムーン「その美しい夢をゴミと一緒にするなんて」
ジュピター「闇に乗じた悪行の数々」
マーズ「子供と言えどもおいたが過ぎるわ」
ヴィーナス「私たち、セーラー戦士が」
全員「月に代わっておしおきよ!」

何故お仕置されなきゃならないのかまるで分からないカルテットに、本気でおしおきしなければとジュピターとヴィーナスが技をだすが、玉に封じられ、パラパラに身体を操られ、手を引きちぎられそうになる。
「生き物の命を育む太陽の光、それを遮り人々の夢を曇らせる小悪魔達よ。私が許さん!」とタキシード仮面が上から登場し、下へと降りてくるが、やはり立ちくらみする。
そこに、世紀の一大イベントが始まる時に何を遊んでいるのかとジルコニアが怒り、カルテットは消える。
また倒れそうになるタキシード仮面を心配するムーンだが、太陽がかけていき日食が始まろうとしていた。
これ以上好きにさせておけないと本拠地へと乗り込む決意をする六人の元にペガサスが現れ、今デッドムーンに向かっていってはいけないと忠告する。


次回予告

ジルコニア「ハハハハハ、遂に見つけたぞ!ゴールデンミラーの持ち主を。これで世界は我らのもの」
ムーン「そうはさせないわ!」
ジルコニア「ふっ、小娘が何を言う。自らの無力さを、思い知るが良い」
ムーン「あ、ちびムーン!」

月の光は愛のメッセージ🌙*゚

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