SuperS


第30話『ペガサスが消えた!?揺れ動く友情』

演出:小坂春女
作画監督:近藤優次
脚本:山口亮太
放送日:1995年12月16日
レムレス:夢食いマンモス・パオパオ娘


ちびうさと桃、九助は河原に白鳥親子を見に来ていた。そこに自転車が突っ込んで来て、飛んだかと思うと川に落ちてしまった。大丈夫か声をかけると、隣のクラスの広木だった。
広木の夢は自分で作った飛行機で空を飛ぶ事だと話す。セントルイス号と名付けて、設計も作成も自分でやっていると言う。
そんなセントルイス号をバカにした九助は、桃にぶたれて怒られる。
そんな広木を応援しようとしたちびうさだが、僕だけの夢だと意固地になる。

その夜、ペガサスに話すと、ついムキになって一人で頑張ろうとしている。同じ夢を持つ仲間が必要だと言うと、ちびうさは仲間になれるといいと言って、又行こうと話す。ペガサスも見てみたいと言うが、夢の中の住人だから自由に飛べ無いと悲しむ。そんなペガサスにも見せると約束する。
そこにうさぎが急に現れ、衛と電話してたと咎めに来る。男の人の声がして、話し中の衛がちびうさと電話をしていると勘違い。衛はパソコン通信の日だと指摘。

次のターゲットを巡り誰が行くか言い争うジュンジュン、パラパラ、セレセレ。そこにキープ君だと言ってベスベスがかっさらっていく。

翌朝、ペガサスを連れて来て飛行機を見せてあげるちびうさ。そこにうさぎが美奈子たちと現れる。
人力飛行機に感動する美奈子にただの自転車だと九助が言うと、遠くから飛行機だと訂正する広木。
直した飛行機を飛ばすが、やはり壊れて落ちてしまう。
設計図を見て、なぜ飛ばないのか落ち込む広木からうさぎは設計図を取り上げて亜美に見せる。ここまで一人で頑張った広木に驚き、空力特性を上げて羽のフレームを補強する様アドバイスする。まことは、体力不足を指摘。二人乗りにする様レイが提案。
すると自分一人の夢だからやめて欲しいと嫌がる。そこにバカにしていた九助が、そんな事言ってるからいつまでたってもダメだと正論を言ってくる。空を飛ぶのは人類共通の夢。ライト兄弟でも二人で力を合わせたから飛べたと説得。心を入れ替え、お礼を言って九助と暑く手を取り合う。
それを見て、何でも話し合える友達を羨む桃に顔が曇るちびうさ。

帰りの公園で、ちびうさはペガサスに何でも話し合える友達かどうか確認する。ちびうさは何でも話してきたと言うがペガサスは何も教えてくれないから何も知らないと責めてしまう。今はまだ何も言えないと謝るしかないペガサス。友達だと思ってないから何も言えないんだと不満をぶつけると、信じてくれないなら近くにいられないと言い残し、スタリオンレーヴごと消えてしまう。

その夜、消えたペガサスを思いながら歩道橋で考え事をしていると衛に声をかけられ、送って貰うことに。衛にうさぎと喧嘩した事あるか聞くと、遠慮することは無いし、うさぎは隠し事下手だからと言うと恋人だからと納得。
そこに心配して探しに来たうさぎと出会う。帰ろうと言ううさぎを拒否。プライバシーを覗いてばっかりと不満をぶつける。様子がおかしいから心配していると言ううさぎにお節介だと怒り、言えない事があると言いかけてハッとなる。
そんなちびうさの様子に、先に帰ると言ってうさぎは帰って行く。

翌日、二人乗りに改造したセントルイス号をちびうさに見せ、亜美のアドバイスも取り入れ、仲間の良さを主張。
信じることが出来た広木に対し、信じることが出来なくなっていたちびうさは、泣きながら謝る。
今日こそ飛んでみせると意気込む広木の下に、玉で浮遊するベスベスが変な変装で現れる。
何者か聞くと大空を愛する仲間で決して怪しいものではないと主張するが、かなり怪しい。上手く化けたつもりが、不評だった為、いつもの格好に戻し、広木の夢の鏡を狙う。
広木が庇った事により、転げ落ちるちびうさ。その隙に夢の鏡を取り出されてしまう。しかし、ハズレて文句を言うベスベスの下にちびムーンが登りながら登場。
「大空に 賭ける青春 真っ只中。広木くんの心の翼を奪おうなんて許せない」
今回はうさぎと合同変身は無く(恐らくペガサスが消えた事で二人で変身しなくても大丈夫になったのかと)一人で登場したのでベスベスから一人かと問い詰められるが、構わず決めゼリフを言い続けるちびムーン。
一人で十分と言うちびムーンは、クリスタルカリヨンを出し、攻撃。怒ったベスベスは、レムレス、パオパオ娘を召喚。
夢の鏡を食べようとしたところに薔薇が飛んでくる。タキシード仮面とセーラーチーム到着。
マーズとマーキュリーが技で追い詰める。ペガサスを呼ぼうとしたが、呼ぶ資格が無いと諦めてしまうちびムーンにレムレスが突撃してきてピンチに。そこにムーンが庇い、傷を負ってしまうが、平気だと言い、自分を信じてと励ます。
励まされたちびムーンは、ムーンに昨日のことを謝り、いつもの様にペガサスを召喚。必殺技で撃退。
ペガサスに来てくれたと笑顔を向けると、夢を信じる限り何時でもそばにいると言って消える。

その後、広木は九助と一緒にセントルイス号を操縦し、見事飛ぶ事に成功する。
信じる力は凄いと感動するちびうさ。信じる力が凄い奇跡を起こすのを目の当たりにしたちびうさは、ペガサスを信じると決意する。
そんなちびうさの部屋にはスタリオンレーヴが戻って来る。


次回予告
ちび「私たち」
Wうさ「入れ替わっちゃった~」
ちび「長く伸びた手足。パフパフの胸。私もうチビじゃないんだぁ」
うさ「あんたこんなんで夢が叶ったぁ~なんて喜んでんじゃないでしょうね?」
ちび「あんただってお勉強の簡単な小学生に戻りたぁ~いって言ってた癖にぃ」

月の光は愛のメッセージ🌙*゚

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