第21話『巨悪の影！追い詰められたトリオ』

演出:宇田鋼之介
作画監督:中村太一
脚本:榎戸洋司
放送日:1995年9月23日
レムレス:曲芸トランポリン・とびはねる

アバンタイトル
うさ｢ちょっとちょっとまもちゃん、その女の子は一体誰？｣
ちび｢うさぎの恋のライバルだって！｣
うさ｢ライバルゥ？私とまもちゃんの間に割り込もうなんざ、無駄無駄無駄無駄ぁーってコラァ！襲ってるじゃないのぉ。そう言う事するやつは、月に代わってお仕置きよ！｣


＊＊＊


怒られた事をいつものバーで愚痴る虎の目。時間かかるに決まっているのにと言うとジルコニアの怒りモノマネをしてみせる鷹の目。
テンションが低い魚の目は、失敗ばかりしていたらどうなるのかと疑問を抱く。
そこにジルコンがやって来て次のターゲット写真を出す。男とわかると露骨に嫌がる鷹の目と虎の目に対して、魚の目はいい男とテンション爆上がり。

一方、熱帯魚店に衛や美奈子達とやって来たうさぎは大はしゃぎ。衛を連れ回す。
宝石箱みたいに綺麗だと感動するちびうさに、美味しそうだとダイアナは呟く。
美奈子は衛にもう買っていると問うと、もう少し難しい種類に挑戦しようと考えている事を言うと、あの水槽じゃ小さいと指摘するうさぎに、さすがに詳しいとからかう。
一人離れて魚を見始めた衛に魚の目が接触を試みる。
ガラス越しの関係なんて寂しいから魚が可哀想だと呟く魚の目は、持っていたガラスで手を切ってしまい、流血。衛は素早く手当して、魚の目にヒーリング能力を使う。驚いた魚の目は、何かを感じ取る。
そこにうさぎが嫉妬剥き出しに怒り狂って呼びかける。
化粧っ気無し、色気無し、プロポーションはまぁまぁだが、勝負は目に見えているから衛を貰うとうさぎに宣言する魚の目に怒り狂ううさぎ。恋のライバル宣言をするが、全然役不足だと言い放つ。
ダイアナを見るなり魚の目は血相を変えて帰って行き、一同は呆気に取られる。
強いエナジーを感じ、ペガサスの宿主だと確信する魚の目は、本当にいい男だったとマジになる。

ジルコニアは目の前に現れるが、捉えられないペガサスにイライラを募らせる。
そこに笑い声が聞こえ、玉遊びをする小娘に、たまを壊すなと忠告。

再び衛に接触を試みる魚の目。急いでいると言う衛を無理矢理止めて、キスしようとするも拒絶され、魅力が無いのか聞く。
そんなんじゃないが、うさぎ以外には興味が無いとキッパリ言い切る。全く分からない魚の目は、激しく問い詰める帰ろうとする衛に再びキスをするも拒まれる。
うさぎのどこがそんなに良いのか聞くと、夢をいっぱい持っている所と言われ、ハッとなる。

アジトで落ち込んでいると虎の目にジルコニアが怒っていると呼びに来られる。
夢をいっぱい持っている事はそんなに魅力的な事なのかと考え込む。
そこで、虎の目を拘束して夢の鏡を出そうとするが、出ない。どうして美しい夢を持っていないのか考え込む。持っていたら生きていくことが面倒だと虎の目は言い放つ。

ジルコニアに呼ばれた三人は、女王ネヘレニアからの言葉を聞くことに。
｢待つのが嫌いだ、約立たずの下僕はいらん。今度失敗したら、かけた魔法は新月までで解けてしまう｣と言い残す。
かけられた魔法が分からず問いかけるとジルコニアは笑いながら正体を鏡に移す。
自分達の真の正体を見た三人はショックを受ける。魚の目は瞬時に理解し、だから美しい夢を持っていなかったのかと腑に落ちる。
助かる道が無いわけでは無いと言うジルコニアは、ペガサスの角に着いているゴールデン・クリスタルを使えばそのままでいられる。それ以外に方法はないと言い放つ。

再三衛に接触しに来た魚の目は、懲りずに口説こうと、仮に悪者が狙っているとして絶対助けると約束するから次の新月までずっと一緒にいて欲しいとお願いすると何かのお礼に恋人ごっこをする事は寂しくて夢が無いといわれ、また夢、と衝撃を受ける。
夢が無い魚の目は、そのまま衛を拘束して夢の鏡を覗こうとする。

一方うさぎはデートに向かおうとするが、ちびうさが着いてきてしまい困惑。帰るように説得していると衛の叫び声が聞こえて慌てて変身する。
｢この世にいい男は沢山いるけれど、よりによって世界で一番いい男を襲うなんて、目の付け所が良すぎるわ！｣と怒りを露わにしてムーンが現れる。
また邪魔をされた魚の目は絶望しながら、レムレス・飛び跳ねるを召喚。
ムーン達は、トランポリンで跳ね上がってしまう。
その間に衛の夢を覗くが、ペガサスがおらず絶対いると思っていた魚の目は絶望する。義絶している衛に魚の目はキスをして去って行く。何とか必殺技でレムレスを倒す。

絶望の中、雨に打たれる魚の目の前に慌てて帰ろうとするうさぎが現れ、話しかけられる。
｢そんなんじゃ、恋のライバルとして全然役不足だ｣と熱帯魚店で魚の目が言ったことをそのままうさぎに優しく返されてしまう。


次回予告
魚の目｢あなたの一番って何？｣
うさ｢えへ、それは勿論、まもちゃんと。うふ｣
魚の目｢私、素敵な夢を持っている人が羨ましい。僕にも…｣
うさ｢何？｣
魚の目｢お願い！僕の夢を叶えるために死んで！｣

月の光は愛のメッセージ🌙*ﾟ