SuperS


第15話『秘密の館!愛のメニューを貴方に』

演出:遠藤勇二
作画監督:爲我井克美
脚本:杉原めぐみ
放送日:1995年7月15日
レムレス:曲乗りアクロバット・オートバイ子

アバンタイトル
ちび「ねぇ、四丁目にある御屋敷って知ってる?」
うさ「あのケチで変わり者で有名なオバタリアンの家?」
ちび「それがとっても親切で、お料理なんかも上手らしいの」
うさ「ええ?じゃあ、誰かが悪い噂を流してるってことね?そんな不届き者は、このセーラームーンが、月に代わってお仕置きよ!」


***


うさぎとちびうさが夕飯の材料を買いに来て、ビーフシチューかクリームシチューかスーパーで言い争っていると遠くで値段を巡り、ケチを付けている現場に遭遇。タイムセールに間に合わなかったようだ。強引に値切っている。

家に帰る途中に雨が降って来たため、衛は横断歩道で出会った老人に親切に指してあげると、感謝されず怒られる。衝撃を受けながら渡ろうとすると、車に轢かれそうになり、慌てて避けると盛大に転けてしまう。
一部始終を向こう岸でルナ、アルテミス、ダイアナに目撃されていた。
ダイアナは、親切を仇で返した老人に腹を立て、一言文句を言うと言って追いかけて行く。
雨に濡れた地面に滑って老人の元へと勢いよく転げる。心配して後を追ってきたルナとアルテミスを他所に、ダイアナはシャワーをして貰ったり、ポトフをご馳走になったりと手厚くおもてなしされる。
食卓にはもう一人分のポトフを用意されていて、ダイアナは疑問に思う。

一方、衛は喫茶店でうさぎに老人に傘をかそうとしたが未遂に終わった事をみんなに話すと、うさぎは激怒。
その人は、凄いお金持ちで大きな屋敷に住んでいるが、近づく人間はみんな屋敷を狙う地上げ屋だと疑うと有名だとレイが説明する。
フランス三ツ星レストランの総料理長、日本人でありながらフランス料理界の五本の指に数えられる美食の魔術師の紳士、ムッシュ大野がいるとまことは驚き、立ち上がる。

鷹の目が次のターゲットの写真を見て、素敵なオバサマとウットリ。鷹の目の趣味が二人は理解出来ない。

その夜、ちびうさはレイの話とダイアナの話を聞き、怪しがっていた。
難しい顔をしているちびうさにペガサスが話しかける。一人暮らしの人の家に食事が三人分、スリッパやクッション、何もかも二人分揃っている。犯罪の臭いと秘密が隠されていると推理。
いつ来るか分からない客のおもてなしだと思うとペガサスはちびうさに話す。

翌日、ペガサスの言う事に納得出来なかったちびうさは屋敷へ真相を探りに行く。
屋敷に着くと、昨日喫茶店にいた紳士がいた。
有名なコックさん?と話しかけると、昔の恋に年甲斐も無く心乱されてこの街を立ち去ろうか迷っている旅人だと答えると、歳なんか関係ない!人は30になっても、40になっても、50になっても恋する気持ちに変わりはないとパパとママが言っていたとちびうさは力説。いい言葉だとお礼を言って立ち去る紳士。
ちびうさは屋敷を見ていると、家主の老人に後ろから怒鳴られる。

ダイアナのお陰で屋敷の中へ入れてもらったちびうさは、部屋を見渡す。老人に一人暮らしかどうか確認すると、大勢の人を招くために無理して買ったが、一人暮らしだと語る。そこにチャイムがなり、出て行く。

その頃、うさぎも気になりルナとアルテミスを連れて屋敷へ向かっていると、屋敷の前で地上げ屋が騒いでいて、家主と揉めている所に遭遇。
うさぎは助けに行こうとすると若い男が通りかかり、助ける。怪我はなかったかと声をかけると、怒られ驚く。お礼を言いながら家に入っていくと、コケにされた鷹の目は怒りを露わにする。

その様子を見ていたちびうさは中と外での態度が違う事に不思議がる。そこに、戻って来た老人が子の家を守るためだと説明。
そこに怒っていた鷹の目が侵入し、老人を捉えて夢の鏡を覗く。
変身したくても出来ないでいるちびうさを、ダイアナが鷹の目に襲って時間稼ぎをする。

ムーン「人の家に押し入って、心の中まで覗き見するとは」
ちび「家宅侵入、痴漢行為の現行犯!」
ムーン「愛と正義のセーラー服美少女戦士セーラームーン、セーラーちびムーン。月に代わってお仕置きよ!」
オートバイ子を召喚。家中をオートバイで駆け巡り、あちこち壊しまくってやりたい放題。
ダイアナに外に出ろと指示され、そうする事に。
「お待たせ!美しい花園に、無惨に蹴散らす不埒者!」とタキシード仮面登場。お陰でレムレスを倒す事に成功。

意識が戻った老人は、部屋が滅茶苦茶になっているのを見て、涙を流しながら私とあの人の夢がと泣く。
そこに先程の紳士が登場。素敵なレストランを開こうと夢を語り合った大野一郎だと名乗る。
世界一の味を極めたくなったとマヤ子を捨ててフランスへと渡り、修行をしたもののマヤ子のポトフを越えられなかったと話す。
そんな一郎をポトフはいつでも温めていると許すマヤ子。
それから暫くして屋敷は二人の経営で素敵なレストランとなった。


次回予告
うさ「セーラー戦士、最大のピンチ!技が全然効かないよぉ」
ペガサス「みんなが僕を受け入れてくれれば、真の力を発揮出来る。さぁ、僕を信じて」
うさ「でも、ペガサス!信じるって言っても、あなたは本当に私たちの味方なの?」

月の光は愛のメッセージ🌙*゚

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