SuperS


第5話『お似合いの二人!うさぎと衛の愛』

演出:佐藤順一
作画監督:安藤正浩
脚本:榎戸洋司
放送日:1995年4月22日
レムレス:風船女・プー子

アバンタイトル
えぇー!?まもちゃんが浮気?って、んなわけ無いっしょ!
あんたねぇ、うさぎよりもずっと大人でずっと綺麗な女の人が現れたら、まもちゃんだってどうなるか分かんないわよ?
ぎぇぇぇ?私とまもちゃんの中を割こうとするやつは、絶対、絶対!月に代わってお仕置きよ!


***


大学の後輩の小林と、高校からの同級生の沙織が菓子折りをもって衛の家へとお邪魔した。
部屋を見渡す小林は彼女の写真が飾っていないことに不満を持ち、飾らないのかと衛に迫る。飾っていないという衛に切れる小林。本当に彼女は来るのかと問い詰めると、チャイムがなる。迎えに行く衛を待つ間、沙織に衛と会う時だけ口紅の色が違う事を小林は指摘する。
衛にくっつきながら登場するうさぎとちびうさ。衛を巡り口論に。二人に気づいたうさぎは自己紹介する。それを見て沙織は可愛い彼女さん達だと笑う。
いくつかと聞く小林に、ケーキもう一つとボケるうさぎ。歳のことだと指摘を受け花の15歳と答え、楽しい年頃だと漏らすと恋は衛だけで十分だとキッパリ答えるうさぎ。
沙織に衛との関係を鋭く迫るちびうさに対して、高校時代からの同級生だと動揺しながらも答える沙織に納得いかない顔を向けるちびうさ。
卒業したら警察官になると衛が説明すると婦人警官かと言ううさぎに対して夢はでっかく警視総監だと茶化す小林。立派だ見習いたいと尊敬するうさぎに対して、ただの同級生にしては詳し過ぎると怪しむちびうさ。

一方、アマゾントリオはいつものバーでターゲットである沙織を見た目で色々値踏みしていた。色恋に疎いタイプだと言って自信を見せるタイガーズアイ。

一方、うさぎはちびうさを連れてぬいぐるみをカバと馬どちらにしようか悩んでいた。
それを見ていたちびうさは呆れ果て、
自分の生き方はこれでいいのか?
今のままで本当に幸せになれるのか?
悩むことは無いのか問い詰める。
すると悩む事はある。現に今もどっちにすると幸せか悩んでいると言うもちびうさは引いてどっちも可愛くないと捨て台詞を吐いて去って行く。

一人でいる沙織の元へ外国人を装い近づくタイガーズアイ。時間を聞き、ガイドとの待ち合わせに遅れた事を嘆くも沙織をちゃっかり口説こうとするが、待ち合わせしていると断られ更に嘆く。衛が到着し、合流すると沙織は去って行く。
それを見ていたホークスアイとフィッシュアイは爆笑。ナンパと言うよりただの怪しい人だと指摘する。

衛が沙織と付き合う想像をして最大のピンチかもしれないと血相を変えて街をさまよい歩くと、衛と沙織が仲良く歩いている所に遭遇。追跡しようとすると、同じく尾行していた小林と会い気まづくなる。

沙織は衛を誘い、買い物に付き合って欲しいとお願いしていた。好きな奴でも出来たのかと言われ頬を赤らめる沙織。
その後ろに堂々と尾行していた小林は、大学ではベストカップルと呼ばれ、お似合いだとため息を着く。失恋確定かと落ち込む小林に諦めるなとちびうさが喝を入れる。そして小林を応援するちびうさ。

一方、まだカバと馬とどちらにするか迷っているうさぎにちびうさは、そんな風だと本当に衛を取られると怒鳴り散らかす。沙織とうさぎだと月とすっぽん。うさぎはスッポンの方。衛の愛は永遠に変わらないと自惚れていると痛い目を見ると怒り狂うちびうさ。沙織が母だとどんだけいいかと思うが、認めたくは無いが衛とうさぎがくっつかないと自分は生まれないと力説。少しは不安になったか聞くも、私が衛の愛を疑ったりするわけないと余裕で信じていた。

一方、買い物を終えた衛はネクタイを買った相手は自分の知っている奴かと問うも答えない沙織。どんな人を好きになるか興味深いそうだ。
そこに怪しい外国人になってまた時間を聞くタイガーズアイは、最初から沙織を狙う。助けようとする衛をタイガーズアイはナイフで衛の動きを封じ込める。
警視総監を目指す沙織は大人しくやられっぱなしでは無く、強気で傷害罪だと言い返す余裕を見せる。今なら罪は軽いから止めるよう説得するも、タイガーズアイは高笑いしながら近づきペガサスを探す。
通りかかったWうさぎは変身して助けに行く。
正義感が強い沙織の中にもペガサスはおらず、ガッカリするタイガーズアイ。
「罪もない女性をわけも分からないことをして苦しめるのは許せない!愛と正義のセーラー服美少女戦士セーラームーン、セーラーちびムーン。月に代わってお仕置きよ!」
タイガーズアイは風船女・風子を召喚。
膨らんだ風子に襲われるちびムーン。
それを見届けたタイガーズアイはさっさとその場を去る。
ちびムーンに対して“美しくない”と言う風子は、ターゲットを沙織に変えようと突進するが、衛が危ないと声を出すと風子は立ち止まりターゲットを衛に変え、猛突進!
血相を変えて青ざめる衛を、セーラームーンは助けに入り、口を塞がれてしまう。その姿を見た風子は涙を流して感動するも、セーラームーンを殺したら衛も殺すと可愛い声で恐ろしい事を言い放つ。
窒息しかけるセーラームーンに焦ってしまいうさこと愛称で連呼して心配する衛。その声を沙織は聞き逃さなかった。そして、納得した。
衛は力づくで動くとナイフを取り、風子を刺す。セーラームーンは一命を取り留め、目を覚まして“大丈夫”と言う。
ホッソリした風子にセーラームーンは必殺技で撃退。
沙織より衛に駆け寄るWムーン。二人のラブラブっぷりを見せつけられ、ちびムーンはホッとし、沙織は納得して諦めがつく。

小林に昨日の買い物はどうだったか聞かれると、気持ちを使えなかったと首を振り、買ったネクタイを小林にあげる。
警視総監にまでなろうって人が諦めるなんて弱気だと言う小林に対して沙織は、地球の平和を守っている女の子には敵わないと空を見上げて降参宣言。

補足
小林の声はルベウス役の高木渉さん。


次回予告
うさ「まもちゃん聞いてよ!アルテミスったらひっどいのよ?ルナがいるのに浮気しちゃったんだよ?」
衛「うさこ、落ち着けよ!アルテミスにも、何かわけがあるんだろ?」
うさ「まもちゃんのバカ!」
衛「何で?」
うさ「だって、子猫までいるんだよぉ?」
衛「アルテミス、お前……」

月の光は愛のメッセージ🌙*゚

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