ゲレンデがとけるほど恋したい


☆クン美奈

スキー経験は家族で1回だけの美奈子。最初こそぎこち無い滑りだが、1度来ていたこともあり、少し滑ってみたのとクンツァイトの助言により運動神経抜群の持ち前のセンスでメキメキ上達。

「流石は私!上手いわね」と自画自賛すると「残念だが俺には遠く及ばない」と煽られ無謀にも滑りを競う。

「私を本気にさせたわね?勝負よ!」
「望むところだ。だがこの道15年のこの俺に勝てると思うなよ?」
「どうかしら?そーゆーのはセンスであって年数なんかじゃないわ!それを私が証明してみせるんだから!」

そう息巻いたが案の定負けてしまう。

「残念だったな!やはり年数がものを言ったようだ」
「悔しい~!後ちょっとだったのにぃ~!勝つまでやるわ!」
「懲りない奴だな。どうせ負けるのは火を見るより明らかだと言うのに」

結構いい線行っていた事もあり勝つまで挑戦。しかし、やはりベテランのクンツァイトに後一歩及ばず悔しさが募る。

「何度やっても無駄だ。俺には勝てんぞ。諦めろ!」
「諦めろですって!?美奈子の辞書に諦めるという文字は無いのよ!勝つまでやるわ!絶対!勝つし、勝てるって信じてるもの」
「信じるものは救われる、と言うやつか…?まぁ良かろう。検討を祈る」

ちょっと経験あるからって偉そうにと思ってカチンと来た美奈子は鼻をへし折ってやると息巻く。

勝負を重ねるうちに普通に上達した美奈子はクンツァイトの提案によりコースを上げていくことに。

中級コースでも初っ端から勝負は続き、その度デッドヒートの惜しい勝敗を繰り広げる。そしてその様子がゲレンデ内でまさかの噂になり、ギャラリーが出来ていた。

そんな事とは知らずに真剣に勝負を繰り広げる2人。中々勝負は終わらない。

3泊4日の間中、上達していく美奈子にコース上げることを提案しつつ勝負三昧繰り返す。
結局、勇猛果敢に挑んだが毎度惜しくも敗れ、1度も勝てないまま終わりを迎えてしまう。

「完敗だったわ…でも!次は勝つんだから待ってなさいよ?」
「あれ程俺には勝てんと言ったのに無謀にも挑戦してきたのはそっちだろ?次などない!知らん」
「なっ!?勝つまでやるから来年と来るんだからね!」
「勝手にしろ」
「そうさせてもらいますぅ~」

何ともロマンスとは程遠く、恋愛に発展しそうもない展開になったが、クンツァイトはこう見えてとても楽しく、競うのも中々いいものだと勝負の楽しさを教えてくれた美奈子のことが気に入っていた。

美奈子もまたこんな事に文句言いつつも本気でずっと付き合ってくれた優しいクンツァイトが気になっていた。

だからこそ決着が付かなかったことをいい事に美奈子流に次の約束を無理矢理取り付けた。

寧ろ勝てそうで勝てない、既のところで毎回負けてしまったのは次も会いたかったからワザとと言う説もあるとかないとか。




おわり






元ツイ
それぞれペアになって教える事になる。兎に角ドジで事ある毎に尻もちをつくうさぎをドジっ子可愛いなぁと暖かく見守る衛。バランスが取りにくいと分かり、自分に掴まるよう促し、密着する事に成功。文字通り手取り足取りうさぎに優しく教えてあげる。衛の期待に答えようと必死で頑張り攻略するうさぎ

スキーとは?と言う参考書を読みながら滑ろうとする亜美にゲンナリするゾイサイト。勉強よりも実践あるのみよ!と参考書を取り上げる。色々スキーについて質問しながら滑る亜美に丁寧に答えて知識をひけらかす博識ゾイサイト。
上手いわよと褒めて延ばし、亜美は心を掴まれる。

スキーなんて興味無いわよ!うさぎと美奈子が行きたがったからついてきただけだと気だるそうなレイに滑る事の面白さを教える事に。最初こそ嫌々だったものの教え方が上手いジェダイトのお陰で持ち前の器用さでどんどん上手くなるレイ。乗り気じゃなかった私を乗せるなんて何者?と気になり出すレイ。

それほど上手くなかったまことだが、楽しく優しく教えられ、持ち前の運動神経の良さで見る見る上達。君、センスあるねぇ~と言われ調子が上がりトントン拍子に上級者コースを滑ることに。器用に滑るまことの運動神経に関心の鐘が鳴り止まない。ん?心臓も早いぞ。心臓の鐘も鳴り止まないネフライト。

スキー経験は家族で1回だけの美奈子。最初こそぎこち無い滑りだが、クンツァイトの助言により運動神経抜群の持ち前のセンスでメキメキ上達。流石私と自画自賛すると俺に遠く及ばないと煽られ無謀にも滑りを競う。案の定負けるが結構いい線行っていたので勝つまで挑戦。競うの楽しいと思うクンツァイト
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