03:見習いだからね
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見張り台にのぼって眠っていたルビーは、目を覚ますなり、大きな欠伸を漏らした。
「久々に思いっきり身体動かしたから寝足りない…」
呟きながら縄はしごで甲板へと下りる。
「いつの間に見張り台に上がったんだ?」
見上げながらカバジがつっこんだ。
「おれも眠い…」
モージは飲み過ぎで多少痛む頭を抱えながら呟く。
リッチーもなぜか二日酔いの顔をしていたが、頭の中は朝飯のことでいっぱいだ。
今朝は卵がけごはんの気分である。
下りて来たルビーは「おはよ~」とカバジたちに挨拶してから、水を飲みに行こうとする。
「起きたかヤロウ共ォ!!!」
「っっっ~~~!!」
いきなり目の前にバギーが現れ、ルビーの耳元で大声を上げた。
一瞬鼓膜が破れそうになって指で両耳を塞ぐ。
後ろにいるモージはその大声にひっくり返って頭を抱えていた。
「おう!! 何してんだ見習い!!」
「せんちょは今日も最高に元気そうで何より…」
バギーは構わずに大笑いしながら、ルビーの背中を容赦なくバンバンと叩いた。
「ぎゃはははは!! もうすぐでいいところに着くってのによ~!!」
「…いいトコ?」
興味が湧いたルビーは顔を上げる。
「島が見えたぞ―――っ!!」
甲板の先頭にいるクルーが声を上げた。
周囲はざわつき、クルーが指さす方向を見る。
「島!?」
ルビーは大急ぎで見張り台にのぼり、確認した。
まだ少し距離はあるが、確かに島が見える。
たった一目見ただけで、胸の内に熱いものが込み上げてきた。
ビックトップ号はログポースが指す島へと前進し、バギーは欄干に飛び乗り、場を盛り上げる。
「喜べヤロウ共ォ!!“グランドライン”最初の島だァ―――っ!!!」
「うおおお」と声を上げるクルー達の声が、今日は一段と響き渡った。
.To be continued