入院
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「どうして風邪で入院してるって教えてくれなかったんですかっ」
「? 大したことないからだよ」
「大したことですよ!風邪こじらせたって草壁さんから聞きました!」
「......」
「風邪だって侮れないんですからね、肺炎とか怖いんですから。特に子どもやお年寄りなんて免疫弱いから大変...」
あれこれ言いながら買ってきた袋の中身をガサガサと漁る
「何してるの?」
「今は顔色いいですね、じっとしてください」
雲雀の額に手を当て熱がないか確認。彼にこんなことできるのは憂妃だけだろう
「少々熱っぽいような...」
「平気だよ、もうほとんどいい」
「過信してたら危ないですっ」
「...ここ病院なんだけど」
危ないも何も...
「今リンゴ剥きますね」
彼女が自分のためにあれこれしてくれるのは悪くない。雲雀は言われるがままベッドに横になった
「...で、どうして君がこの病院に?」
「実はツナがケガで入院してまして、病室を出たら草壁さんに会って雲雀さんのこと聞いたんです」
「へぇ...他には何か言ってた?」
(内容によっては草壁咬み殺す)
「いつもいつも、並盛のために体張ってるって。毎日見まわりして終わったら応接室で書類を片付けてる...と」
「......僕にしかできないことがたくさんあるからね」
「そんな雲雀さんに私...知らないうちに迷惑かけていたのかなって」
「?」
リンゴを剥く手が止まる
「ほら前にストーカーの件で...」
「ああ、あれか」
「あの時はほんとにありがとうございました。雲雀さん、率先して犯人探してくれたって聞きました」
「...べつに。あんなのを野放しにしておくと並中の風紀が乱れるからね」
ぶっきらぼうだが優しさがあることを憂妃は知っている
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