10年前の沢田家
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これは、今から約10年前の御話...
「では、我々はこれで」
「うむ」
沢田家の前に停まる一台の車からおりてきた初老の男性。部下が一礼し、車はそのまま走り去る
「おおっ、ようこそ我が家へ。さぁ、どうぞ」
「ありがとう、家光」
沢田家の大黒柱・沢田家光は男性を温かく迎え入れた。居間には妻の奈々と、かわいらしい双子が奈々の後ろからおずおずと顔を出していた
「さぁ、二人とも、ご挨拶なさい」
「う...」
「はは、すみません。少々人見知りなもんでして」
「いやいや、大きくなったなぁ。二人とも奈々さんにそっくりだ」
「そーなんですよ。もう、かわいくてかわいくて!さあ、憂妃おいで」
「...おとーさん、ヒゲいたいからヤ」
「なっ!(ガーン!!)」
「はっはっはっ」
じっ...と真ん丸な目が男性を見つめる
「おじーちゃん?」
「そうじゃ、おじいちゃんだよ」
「あらあら、まあ。この子ったら」
「9代目、すみません」
「なぁに。家光とは遠縁だが、おじいちゃんに変わりあるまい。どれ」
9代目と呼ばれた男性は憂妃を抱っこして膝に座らせる。そこに慣れてきた綱吉も加わった
「ツナはあっちっ」
「やだーっ」
「これこれ、ケンカはいかんよ。姉弟は仲良くせんといかん」
「みんな、お昼ができましたよ」
奈々の手作り昼食を食べ縁側で一息つく
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