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「他の守護者はみんな出払っちまってる。動ける人員は限られてんだ、悪いが協力してもらうぜ。恭弥」
「嫌だ」
「うまいご馳走が出るぜ?」
「興味ない」
「強い奴いるとしたら?」
「...群れから離れたらやるよ」
「そこは引っかかんのかよ」
ふとディーノは後ろに立つ名無しに気がついた。雲雀が彼女を綱吉の所から引き抜いたことはディーノも知っている
「名無しも出るだろ?晩餐会」
「えっ、で、出たことないですっ」
「こういった機会は増えてくるから慣れといた方が得だぜ?お前が来てくれると助かる」
「......うー...」
人に頼られると断れない性格な彼女
チラッと上司である雲雀を見る
「ダメ、なぜ彼女をあんな群れの中に...それにこれは任務だ。遊びじゃない」
「まーまー、危険ならお前が守ってやればいいだろ?それにな...」
「?」
「うちの専属デザイナーが名無しのために特注でドレス手がけたいってごねてんだ。どうだ?名無しのドレス姿、見たくねーか?」
「..........」
「ひ、雲雀さん?」
じっと雲雀は名無しを見つめる
確かに彼女のドレス姿は見たことがない
いつも勤務時のスーツだ
「......手っ取り早く済ませなよ。僕は忙しいんだ」
「よっしゃ、名無し。恭弥が許可したぞ」
「ええ!?」
「......」
「(恭さん...名無しのドレス姿を見たいがためにそこまで...!)」
笑えばいいのか感動していいのかわからない草壁だった
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