chapter.17
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雲雀の頭上に再び美しい桜が咲き乱れる
「さ、桜!?」
「ヒバリは桜に囲まれると動けなくなるサクラクラ病だぞ」
「ええ、そんな!」
「クフフ...さあ、またひざまづいてもらいましょう」
雲雀の足がふらつく
「雲雀さん!!」
バキッ!!!
全体重をかけた雲雀の一撃が骸の懐に入った
「...おや?」
骸の口元から血が流れる
「よかった、効き目が速くて」
「あ、憂妃それ!」
「サクラクラ病の処方箋だよ」
「それじゃあ...!」
更に重い一撃を喰らわせた雲雀
骸は吹き飛び、気を失った
「......彼女を傷つけた罪は、こんなものじゃすまないよ」
雲雀の呟きが骸に聞こえたかどうかは定かではない
「桜が消えた...」
「幻覚だったんだ!っていうか...これって...」
「ちっ、おいしいとこ全部もってきやがって」
「ついにやったな」
「お......終わったんだ...これで家に帰れるんだ!!」
「しかしお前、見事に骸戦 役に立たなかったな」
「ほっとけよ!!」
「雲雀さ......わっ」
フラフラな体を支えようと手を伸ばすが、それより先に雲雀が憂妃に向かって倒れ込んだ
「うぐっ...雲雀さん、重いです...」
「......憂妃...」
「?」
「......きみ...は、......、......」
「え...?」
囁かれた言葉を聞き返す前に
雲雀は意識を失った
「こいつ途中から無意識で戦ってたぞ、よほど一度負けたのが悔しかったんだな」
「ヒバリさん、すげー...」
「ツナ、みんなを早く病院に連れて行かないと」
「そ、そうだ!」
「それなら心配ねーぞ、ボンゴレの優秀な医療チームがこっちに向かってる」
「その医療チームは不要ですよ」
...!!
「なぜなら、生存者はいなくなるからです」
「骸!?」
意識を取り戻した骸。手には一丁の銃
「てめー!!」「ご、獄寺君!!」
「骸...!」
「クフフフ、また会いましょう」
こちらに向けていた銃口を
自らの頭に...
「だめっ...!!」
「...Arrivederci」
ズガンッ!!
広い空間に、一発の銃声が響いた
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