このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

chapter.17

名前変換

本棚全体の夢小説設定
名前変換
奈々からの呼び名



「雲雀さん、よかった...生きてた...」

「勝手に殺さないでよ...、...っ!?」


犬と千種を外へ殴り飛ばした後、雲雀が振り返るより先に憂妃は彼に抱きついた


憂妃...?」

「ほんとによかった...雲雀さんに、もう会えないんじゃないかって...私...」

「...大袈裟だね」


雲雀は振り返り憂妃と向き合う
瞳に溜まった涙を指で拭った


「僕は君を置いていなくならないよ」

「でも、ひどいケガ...ここ座ってください」

「うぅ...」

「あっ」


憂妃はハッとする。獄寺も重症だった。急いで救急道具を引っ張り出す


「あまり動いちゃダメだよ、獄寺くん傷深いから」

「ですが...10代目が上に...」

「...他の草食動物も来てるの」

「はい、ツナとビアンキとリボーンくんが骸の所に」

「.........」

「おい、ヒバリ」


ポイッと小さな袋を雲雀に向かって投げる


「シャマルからあずかってきたサクラクラ病の処方箋だ」

「!」


雲雀は感染したサクラクラ病を利用されて骸に敗北した。桜に囲まれると動けなくなる。同じことを繰り返さないために雲雀は封を開けた


「水、どうぞ」

「...ありがとう」


ふと雲雀は彼女の手首の痣に気がついた


「それ...」

「あ、ちょっと骸に掴まれて...」

「......掴まれて、なにされたの?」

「なにもされていません」

「本当に?」

「はい」

「......」


濡らしたハンカチを使って患部を清潔にし、簡易的な処置を施す。少し休んだところで雲雀はおもむろに立ち上がった


「...六道骸。この借りは、必ず返す」



.
1/6ページ
スキ