chapter.17
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「雲雀さん、よかった...生きてた...」
「勝手に殺さないでよ...、...っ!?」
犬と千種を外へ殴り飛ばした後、雲雀が振り返るより先に憂妃は彼に抱きついた
「憂妃...?」
「ほんとによかった...雲雀さんに、もう会えないんじゃないかって...私...」
「...大袈裟だね」
雲雀は振り返り憂妃と向き合う
瞳に溜まった涙を指で拭った
「僕は君を置いていなくならないよ」
「でも、ひどいケガ...ここ座ってください」
「うぅ...」
「あっ」
憂妃はハッとする。獄寺も重症だった。急いで救急道具を引っ張り出す
「あまり動いちゃダメだよ、獄寺くん傷深いから」
「ですが...10代目が上に...」
「...他の草食動物も来てるの」
「はい、ツナとビアンキとリボーンくんが骸の所に」
「.........」
「おい、ヒバリ」
ポイッと小さな袋を雲雀に向かって投げる
「シャマルからあずかってきたサクラクラ病の処方箋だ」
「!」
雲雀は感染したサクラクラ病を利用されて骸に敗北した。桜に囲まれると動けなくなる。同じことを繰り返さないために雲雀は封を開けた
「水、どうぞ」
「...ありがとう」
ふと雲雀は彼女の手首の痣に気がついた
「それ...」
「あ、ちょっと骸に掴まれて...」
「......掴まれて、なにされたの?」
「なにもされていません」
「本当に?」
「はい」
「......」
濡らしたハンカチを使って患部を清潔にし、簡易的な処置を施す。少し休んだところで雲雀はおもむろに立ち上がった
「...六道骸。この借りは、必ず返す」
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