chapter.02
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「いい?ここはこの公式を使うの」
「お、ここにさっきの数字を当てはめればいーんだな!」
「山本くん正解」
「ほんとだ、解けた!」
「10代目さすがっス!」
「ツナも正解。よくできました」
隣に座る弟の頭をよしよしと撫でる。だが本人は不服のようで「子ども扱いするな」と姉の手を払う
「花まる書いちゃう?」
「ちょっ、やめろって!」
「ははっ......お、憂妃。髪の毛、少しくしゃってなってるぞ」
「あ、本当だ」
「え、どこ?ここ?」
「逆、逆。ほらここ...」
「沢田憂妃、いる?」
山本の手が憂妃の髪に触れる寸前
教室内に低い落ち着きのある低い声が響いた
騒がしかった教室が一斉に静まり返る
「あ、雲雀さん」
「やぁ」
雲雀恭弥。並盛中の風紀委員長でありながら、不良の頂点に君臨する孤高の存在。一般の生徒たちからは恐れられているため常に一人で行動している
「ヒィッ!ヒバリさん!」
「よーっす、ヒバリ」
「てめー何の用だ!やるってんなら相手になるぜ!」
今にもダイナマイト取り出しそうな獄寺を制して教室の入口に立つ雲雀に駆け寄る
「今日はギリギリだったみたいだね」
「ええ、まぁ...ちょっと寝坊しちゃって」
「大方、あっちの草食動物が寝坊したんだろ」
「あははー...」
否定できない。雲雀の鋭い眼光が綱吉を睨む。綱吉はビビって竦み上がる
.