chapter.16
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「ボンゴレの10代目に姉がいたとは...」
「双子だそうで、現ボンゴレボスである9代目がとても可愛がっているという噂です」
「.........」
「そして、雲雀恭弥が唯一心を寄せる相手」
楽しそうに骸は笑う
「ボンゴレを手に入れたら、彼女も頂いて行きましょう」
「...犬が騒ぎそうですね」
「ああ、そうそう。先ほど犬がやられました。今は他のみんなが行ってくれていますよ」
「!?」
「...貴女も、いつまで狸寝入りを続けるつもりですか?」
骸が呼びかければ、ゆっくり彼女の瞼が開く
「いつお目覚めで?」
「......つい...さっき」
少し痛む頭を押さえながら上体を起こす
(この人が...六道骸...!)
特徴的な髪型にオッドアイ
黒曜の制服をまとった
細身な美少年が立っていた
(想像していたより若い...まさか年、近い?)
「あ、あなた獄寺くんと戦ってたヨーヨー使い!」
「.........」
「彼は柿本千種。僕の部下です」
「あなたたちの狙いはツナ?でもどうして...何のために日本へ...」
「それを今答えるつもりはありません、ボンゴレが来るまで大人しくしていてもらいましょうか」
ざっと部屋を見渡してもフゥ太の姿はない
どこか別の部屋か
「...雲雀さんは、どこ?」
「彼なら大人しくしてくれていますよ。もっとも、動くこともままならないでしょうがね」
「!? 雲雀さんに何をしたの!」
「おやおや、怒った顔も可愛らしい」
「ふざけないで!」
思わず上げた手を骸が掴み上げた
ギリギリと手首が悲鳴を上げる
「くっ、あ...!」
「僕もあまり手荒なことはしたくありませんので」
「っ、雲雀さんに...フゥ太くんに、何をした!」
「!?」
骸が掴んでいた手首から一瞬炎が吹き出した
「骸様!」
「...!?」
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