chapter.15
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「どうしよう、山本くんが!」
「刀を折られて圧倒的に不利だわ」
「それだけじゃねぇ、あいつは体をかばってやがる。ケガするのをおそれているかのように」
「あっ、そういえば!」
綱吉は思い出した。野球部はもうすぐ秋の大会を控えていること。レギュラーに選ばれた山本がとても嬉しそうにしていたこと。毎日毎日、試合に向けて一生懸命野球の練習に打ち込んでいることも
「やばいよ!!こんな所に山本連れてきちゃいけなかったんじゃ...!」
「そんなに心配なら、お前が助ければいいだろ?」
「?」
「いってこい」
「うぎゃあああ!!!」
「ツナー!!」
リボーンに蹴落とされ下に落ちた綱吉
見事に顔面から着地
「げふっ」
「何やってんすかリボーンさん!」
「だまって見てろ」
「いで~!」
「ツナ!!」
「んあ?誰こいつ?ザコのお友達れすか?こっちの方が弱そっ、先にいただいちゃおっかな。いったらっきまーす!!」
「きたー!!」
綱吉に狙いを定めた犬の後頭部に石が投げつけられた。犬は山本の方を振り返る
「んあ」
「お前の相手はオレだろ?
こいよ。こいつぶちあててゲームセットだ」
「んあー挑戦状だ。面白そーじゃん、んじゃオレも本気を見せちゃおっかな」
「また歯を変えた!」
メキメキと犬の体が変わり
猫科特有の模様が浮かび上がる
「チーターチャンネル!!」
「めちゃめちゃ速えーっ!」
「くっ」
「はずれっ、いたらき!!」
投石を避けた犬はそのまま山本の左腕に噛みついた
「山本!!」
「そいつは...お互い様だぜ!!」
「キャンッ!!」
肉を斬らせて骨を断つ
最初から腕一本にリスク負う覚悟を持ち犬を倒した
「山本くん、すごい...!」
「ごめん山本!!オレのために...野球あんのに!!大会あんのに!!」
「おいおい、カンベンしてくれよツナ。ダチより大切なものなんてねーだろ?」
「や、山本ぉ...」
「それにこれぐらいなら余裕で野球できるからさっ」
「後で手当てするから、あまり動かしちゃダメだよ!」
「10代目、今引き上げますんでー!」
「うん!」
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