「はぁ、はぁ......こ、ここまでくれば安心だな」

「甘いよ、ツナ」

「安全な場所はもーねーな」

「憂妃、リボーン!!」


案外すぐ追いついた


「しかも獄寺をやった奴にもうお前がボスだってバレてんだ。奴らは直接お前を狙いにくるぞ」

「ひいいいっそうだったー!!リボーン!!こぇーよー!!」

「どうするべきかわかってるはずだぞ」

「ツナ、聞いて」


真剣な顔で綱吉と目を合わせる


「ツナがいかなくても、私は行く」

「行くって...」

「六道骸のところに」

「なっ！」

「このまま逃げ続けたって被害は広がるだけだよ」

「！」

「骸たちがやったことを思い出して。笹川先輩に草壁さん、獄寺くんまでやられて、ツナは悔しくないの!?」

「そ...そりゃあ、オレだって奴らのやり方おかしいと思うよ。みんなまで巻き込んで...骸ってやつムカつくよ！だけど、あのヒバリさんも帰ってきてないんだぞ...。そんな奴らダメツナのオレに倒せっこないよ。ムチャだよ...」

「だけど、周りはそう思ってねーぞ」

「え？」


「お！いたいた」


「「！？」」


「オレもつれてってください！」



重症を負って動けないはずの獄寺がそこに立っていた



「今度はメガネヤローの息の根とめるんで!!」

「いやいやなんか物騒なこと言ってるけど...ケガは？大丈夫なの？」

「あんなん、かすり傷っすよ」

「オレも行くぜツナ、憂妃」

「山本！」

「小僧に聞いたぜ。学校対抗のマフィアゴッコだって？」


(だまされてるよ山本！！)


「私も行くわ！隼人が心配だもの」

「ビアンキ！」

「ふげー！！」


(ああっ逆効果！！)


「よし、敵地にのりこむメンツはそろったな。骸退治に出発だ」

「えー！待ってよ～、勝手にそろっちゃってる～！」

「場所は隣町の旧国道の一角にある廃虚。ここでまちがいないみたい」

「憂妃なんで知ってんの！？」

「オレが調べるよう頼んどいたんだぞ」

「リボーン！お前かー！」

「腹くくりなさいツナ！男でしょ！京子に笑われるよ！」

「痛ぇっ！」



わーわー騒ぐ綱吉に一発ビンタをかます



「気合い充分だなっ」

「さすが憂妃さん！」


「よし、んじゃ準備して30分後に集合な」




ややグダグダなまま骸退治に行くことが決定した



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