chapter.13
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並盛総合病院...
「だ、大丈夫なのか?レオンいろんなものに変わりっぱなしだぞ」
「タコにトーテムポールにテレビ、テニスラケット...」
「尻尾が切れて形状記憶が制御できなくなってんだ」
「なんじゃそりゃ!?」
「どきなさい!!また並中生がやられた!!」
新たに運び込まれてきた被害者は
ついさっき会話を交わした草壁だった
「風紀副委員長の草壁さんだ!」
「病院出てすぐやられたんだって!」
「そんな...っ」
「なんで?ヒバリさんが敵を倒しに行ったはずじゃ........っ...いやまさか...あのヒバリさんが負けるはずないよね?」
「レオンを頼むぞ」
「ちょ、おいリボーン?」
「ごめんツナ、私もちょっと」
「えっ、憂妃も?」
急いで病院の外に出て辺りを見渡す。草壁をやった犯人らしき人影はもういない
(持田先輩も笹川先輩も草壁さんもみんな腕っぷしが強い人...ケンカが強い人たちを集中的に狙ってる?でも、なんのために...)
ケンカの強さで言うなら雲雀がダントツだ。震える手で操作し、雲雀の携帯にかけるが繋がらない
「うそ、なんで...?」
いつもならすぐ出てくれて
「なに?」って言ってくれるのに...
雲雀さん...!!
****************
「なぜ...サクラクラ病にかかっているという君自身も気づいていなかった事実を、僕が知っていたのかっていう顔ですね。さて、なぜでしょう」
サクラクラ病で動けない雲雀の髪を掴んで上を向かせ、男は言う
「............」
「おや、もしかして桜さえ無ければと思っていますか?それは勘違いですよ。君レベルの男は何人も見てきたし、幾人も葬ってきた。地獄のような場所でね」
男の赤い右目には「一」の文字
血を流しながらも睨む雲雀の眼光は揺るがない
「クフフフ、それにしても本当に好きなのですね。彼女のことが」
「...!?」
床に転がる雲雀の黒い携帯。ヒビの入った画面には笑顔の憂妃が映っている
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