chapter.12
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並盛町 夜9時...
「ぐはっ、うぅ......」
路上に倒れる男子生徒。腕には風紀の腕章
「よえーよえー。これが並中を仕切る風紀委員?恐るるに足らーず!」
「貴様ら...何者だ...」
「んあー?遠征試合にやってきたとなり町ボーイズ?」
「それつまんないよ、犬。こいつはハズレみたいだし、早く済ましてよ」
「へーい」
二人組の男のうち一人が風紀委員に歩み寄る
「恨まないでね~、上の命令だから」
「よ、寄るな!ぐあぁぁっ!!」
****************
「立て続けに襲われた?」
「そーなのよ、母さん心配で」
「おはよ~」
「ツナ、おはよ」
冷蔵庫から牛乳を取り出しながらテーブルにチラシを広げている奈々を振り返る
「なに、安売りでもあんの?」
「護身術のチラシだよ」
「ツー君はどれがいいと思う?」
「護身術ぅ?」
剣道、空手、ボクシング、柔道。レスニングにムエタイまである
「この土日で並中の風紀委員8人が重症で発見されたんだぞ」
「え~!?マジでー!!?」
「犯人はまだ捕まってないっていうし、心配なのよ」
「きっとそれ風紀委員に恨みのある奴の仕業だよ。オレは関係ないよ」
「一般生徒が対象にならないとは限らないでしょ?」
「そうよ~、それに男の子は強くなくっちゃ。例えばボクシングなんてどう?」
「えー...ボクシングはあの人だけで充分だよ...」
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