chapter.11
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キーンコーンカーンコーン
「今日は手紙入ってなかったね」
「うん、まぁ良かったけど」
《2ーA沢田綱吉、沢田憂妃。至急応接室に来て》
一瞬時が止まった
「んなーっ!?」
「なんでツナもなんだろ」
「知らないよ!!いやだー行きたくねー!!」
「行かないと咬み殺されるよ」
「いやだー!!」
心配してくれる獄寺、山本を制止して応接室に向かう。失礼します、と一言かけ扉を開けると...
「やぁ、来たね」
雲雀と、縛られてボロボロな大柄の男子生徒がいた。綱吉はその男子に見覚えがあった
「あ、この人!空手部の!」
「大山先輩だ」
以前、どうしても京子を空手部のマネージャーにしたいとボクシング部に殴り込み、見事に返り討ちにされた人物だ
「この男が犯人だよ。この嫌がらせのね」
「そんなっ、なんで」
「動悸は?」
「ううっ......嫌がらせとかじゃなくて、ただ憧れの美女マネージャーが欲しくて...それで笹川京子と並ぶ可愛さの沢田憂妃に声をかけるタイミングを見計らっていたら...」
「い、いつの間にか恋してた...とか?」
雲雀の握るトンファーがミシ...と音を立てる
「抑えられなかったんだ。すまなかった、けど本人が嫌じゃなければぜひ空手部のマネージャーに!」
「この状況で勧誘!?」
「その口、二度ときけなくしてあげるよ」
「ひいっ!!」
「雲雀さん、まって!」
「!」
「ちゃんと自分で、しますから」
不本意だと顔に出ている雲雀にトンファーをしまわせて床に膝をつく
「ごめんなさい。私マネージャーにはなれませんし、なるつもりもありません。手紙の件はもうやめてくださいね、正直すごく怖かったし、お母さんやツナにも心配かけちゃったから」
「憂妃...」
「......」
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