chapter.11
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翌朝登校すると校門前に集う学ランの集団
一般の生徒は恐れ近づかない風紀委員だ
「抜き打ちの持ち物検査みたいだね」
「あ~、早く犯人探し出さなきゃなのに」
「まぁまぁツナ、焦っても仕方ないよ」
「そこの二人、校門前でなに群れてるの」
「うわっ出たー!!」
「おはようございます、雲雀さん」
真逆な双子の反応。雲雀はトンファーをしまうと真っ青になる綱吉をスルーして憂妃に歩み寄る
「憂妃、なんだか顔色が悪いね。寝不足なの?」
「えっ」
雲雀さん何だかするどい!
「君はすぐ無理をするからね」
「雲雀さんに言われたくないです」
「僕は無理したことないよ」
「ウソですね」
「(憂妃すげー...)」
「あの、委員長。そろそろ検査を...」
「ああ、そうだったね」
おずおずと声をかける副委員長の草壁哲也
雲雀に付き従う腹心の部下だ
「...というわけで憂妃さん、いいでしょうか」
「はい......あっ」
カバンのポケットに入れていたあの手紙がヒラリと雲雀の足元に落ちていってしまった
「...なにこれ?」
「ああっ、それは!」
「怪しいね、中身を確認するよ」
「だ、だめ!」
憂妃が手を伸ばすも身長差で届かない。中身を読んだ雲雀の目が段々据わってくる
「何なのこれ。憂妃宛?」
「は、はい」
「さ、最近うちのポストに入れられてて」
「ふぅん、そう......」
「か、返してくださいっ」
「ダメだよ。これは僕が預かる」
「なんでですかっ」
「草壁、あとは任せたよ」
「へいっ」
「あ、ちょっ...」
草壁に任せ自分は校内へ入っていく雲雀。手紙はとられたまま、手がかりを没収されてしまった
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