chapter.10
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「えーと......」
さっきまで京子たちと談笑しながら歩いていたが人混みの多さに流され、気が付けば一人になってしまった
「いてて...足赤くなっちゃった」
「ひったくりだぁー!!」
勢い良く目の前を走り抜けていったひったくり犯
思わず足が痛いのも気にせず追いかけた
「はぁ、はぁ...待ちなさい!」
「っ憂妃!」
「ツナ!」
着いたのは並盛神社。そこにはすでに来ていた綱吉と、柄の悪い男たちの群れ
「あぁ?もしかして言ってた双子の姉ちゃんってこれか。へぇ、なかなか上玉じゃん」
「ツナの......弟の知り合いですか?」
「ま、前に海でライフセーバーのバイトの手伝いしたときの先輩たちなんだ!」
「ああ、笹川先輩についてった日のことね」
そのときは憂妃は夏期講習でいなかった
ただ綱吉からは、かなり柄の悪い先輩だということは聞いていた
「この顔の傷さぁ、あんたの弟につけられたんだよなぁ」
「でも、それは元はといえばあなた方が悪いと伺っています」
「あんたはあの場にいなかっただろ?そんなん誰も信じねーよ!」
「いいから治療費よこしな。なんだったらカラダで払ってもらおうか、あぁ?」
「...っ、」
下品な笑みを浮かべた男たちが近寄ってくる。全力疾走すれば綱吉ともども逃げることはできる。が、売上金は取り戻せない
(せっかくツナたちが頑張って稼いだお金...)
打開策を考えていると
「ぐあっ!」「ぐはっ!」
ぐいっ!
「どうして君はいつも僕を心配させるの」
「ひ、ばりさん!?」
トンファーを握った雲雀が後ろから憂妃を抱き寄せる
「...こんな姿、誰にも見せたくないな」
「え?」
「うれしくて身震いするよ。うまそうな群れをみつけたと思ったら、追跡中のひったくり犯を大量捕獲」
「んだっ、こいつは!」
「並中の風紀委員だ!」
「集金の手間がはぶけるよ。君たちがひったくってくれた金は風紀が全部いただく」
「雲雀さんセリフが悪役です!」
「ムカつくアホがもう一人。ちょうどいい」
「うわっ」
「中坊一人しとめるために柄の悪い後輩を呼びすぎちまってな、やつら力もてあましてんだわ」
「何人いるのー!?」
今までどこに隠れていたのか文字通り柄の悪い男たちがわらわら出てきた
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