chapter.10
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遠くで笛の音が聴こえてくる
並盛町夏祭り。数多くの屋台が並び、どれを買おうか悩む
「下駄って歩きにくいな...」
紺色に蝶の模様が入った浴衣で慣れない下駄に苦戦しながら歩く憂妃。アップにした髪には雲雀からもらった髪飾りが光っている
「人混みすごいな、ツナどこにいるんだろ」
「ちゃおっス、来たか憂妃」
「!?」
甚平を着たリボーンが射的でバンバン賞品を獲得していた
「リボーンくん屋台泣かせだ!」
「これが祭りの醍醐味だろ」
「ちがうと思うよ...」
おじさん泣いちゃってるし
「うう、昨日は流行りのひったくり犯に売上金盗まれるしよぉ...!」
「き、気の毒すぎます...」
「あ、いたいた。憂妃ー!」
「ツナ!」
むこう側から弟が走ってきた
「リボーンから来てるって聞いて探してたんだ。迷子になってないかなと思って」
「ふふ、ありがと。ツナじゃないんだから大丈夫よ」
「一言おおいよ!」
「うん、知ってる☆」
「はぁ」
だが浴衣姿の姉は弟でも一瞬見惚れるほどかわいらしい。現に今も通り過ぎる度にチラチラと男たちから視線が集まっている
「ツナ?」
「あっ、ああ、そうだ。あっちで獄寺君と山本がチョコバナナ売ってるんだ!オレも手伝わなきゃいけないんだけどね。とにかく行こう!」
「うん!」
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