chapter.08
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ドタバタな日常にも少しずつ慣れてきて
月日は流れ、早いもので桜の季節到来です
「花見やるから」
いつものように風紀委員に寄せられた書類整理の手伝いをしつつ、休憩の間にお茶を淹れていたとき雲雀が唐突に言い出した
「? はい。行ってらっしゃい」
「なに言ってるの、君も行くんだよ」
「え?」
「ちょうど今週末に並木通りが満開だからね」
「でも雲雀さん群れるの嫌いなんじゃ」
「...君は特別だからいいんだよ」
「...?」
特別。なぜかはわからないが、雲雀の言葉にどこかうれしく思う自分がいた
「予定空けておきます」
「うん。...今日はもう遅いし、送って行くよ」
「ありがとうございます」
風紀の仕事で遅くなった日に雲雀とこうして一緒に帰るのは度々あった。暗い中彼女を一人で帰らせたくないのと、少しでも一緒にいたいという雲雀の想いからだ
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「じゃあ、今週末に」
「はい、私お弁当作って行きますね」
「うん、楽しみにしてるよ」
またね、と学ランを翻し薄暗い中雲雀は去って行った
「ヒバリと花見デートか」
「わっ、リボーンくんいつからそこに?」
「ついさっきだ」
自宅前の塀の上に立つリボーン
デートという単語に顔が熱くなる
「雲雀さんに花見に誘われただけだよ」
「...ヒバリもなかなかやるな」
「?」
「...いや。早く入れ、ママンの飯が待ってるぞ」
「はーい」
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