chapter.30
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「リングのことはどうでもいいけど、勝たないと憂妃が連れて行かれるっていうのは初耳だよ」
「私も初めて聞きました。よくわからないけど、私がその【姫】だかららしいです。これが証だと」
「...........」
憂妃の首元にかかるリングを一瞥し、雲のリングを取り出す。雲雀の雰囲気が段々下降している気がする
「もし負けてしまったら、私の意志なんて関係なく連れていかれてしまう...」
「......君はそれでいいのかい?」
「っ、いいわけないです。私はみんなが......この並盛が好きです。離れたくないです。もっと、たくさん...」
(あれ、今になって震えが......)
カタカタ震える体を雲雀は抱きしめ、頭を撫でる
不思議と落ち着く、大好きな人の温もり
(あったかい......)
「たくさん.........それで?」
「たくさん、思い出をつくりたいです。寂しくないようにいっぱい...そして...ずっと、ずっと...」
「?」
「雲雀さんの傍にいたいです」
大好きなあなたと、ずっと……
その言葉を聞いた瞬間
雲雀は顎を掴み、深く唇を重ねていた
舌を絡ませ、角度を変えて思う存分堪能する
「は......、あっ、くるし......!」
「ん......もっと、憂妃...」
シンクに押しつけられて雲雀にされるがまま唇を貪られる。ときどき吸われる首筋には紅く色付く痕
「あ、痕......だめ......」
「僕がいない間、虫が寄りつかないようにね」
「どこか......は、行くんですか?」
「うん。あの外国人がしつこくてね」
(ディーノさん?)
「浮気したら咬み殺す」
「しません」
「僕がいなくても、泣かないこと」
「はい、我慢します」
「良い子だね」